ソニック・ユース、200台を超える楽器や絶版LPを大放出

『デイドリーム・ネイション』発売30年を迎えるソニック・ユース (Photo by Jordi Vidal/Redferns)

ソニック・ユースが『デイドリーム・ネイション』発売30年を記念して、メンバー所蔵のギター、機材、アナログ盤レコードを大放出する。

ソニック・ユースが、1988年の独創性に富んだアルバム『デイドリーム・ネイション』の発売30年を記念して、数々のギター、レコード、その他のメモラビリアを販売する。Reverb上で機材セールが始まるのは現地時間10月30日。一方、バンドのレコードとテスト印刷物の販売はReverb LP上で米現地時間10月24日から始まっている。

彼らは1988年から2011年までにツアーやスタジオで使用した200台を超える機材を提供する。ソニック・ユースのショップではスクリーン印刷の公演ポスター、レアな生写真、メモラビリア、メンバー個人の記念品なども販売予定だ。

多数の機材と思い出の品や記念品に加え、ソニック・ユースは300枚以上のレコードも販売する。今回の大放出セールでは、バンドのカタログで絶版になっているLP、未公開のテスト印刷物、メンバーが個人的に収集したアルバムなども売られる予定だ。

楽器機材セールでは、サーストン・ムーア、リー・ロナルドなど、ソニック・ユースのメンバーが使用した多数のギターも販売される。出品されるギターには、1995年から機材が窃盗にあった1999年までロナルドが使用したコア・トラヴィス・ビーン(これは無事に戻ってきたので2011年に再び使用していた)、ムーアとジム・オルークが使用したサンバースト仕上げのギブソン・ファイヤーバード、1987年から2009年までロナルド、オルーク、マーク・アイボールドが使用したモカ色のフェンダー・テレキャスター・デラックスなどがある。

上記以外のアイテムとしては、キム・ゴードンのブルーのフェンダー・プレシジョン・ベース、ムーアが10年以上使用したフェンダー・ジャズマスターMIJ、1999年に機材が盗難にあった直後にゴードンとムーアが購入したアイバニーズ・タルマンがある。また、ソニック・ユースのメンバーが使用した100台以上のビンテージ・ペダルの中には、ロナルドは2007年から使い続けているペダルボードも含まれている。

さらにバンドは今回の大放出セールと共に多数の未発表マテリアルをNugs.netで公開する。最初に公開されるマテリアルの中にはレアな『デイドリーム・ネイション』のレコード、2007年にスコットランドのグラスゴーで行ったコンサートの記録映像なども含まれるが、今後、継続的に新たなマテリアルが公開される予定だ。

Translated by Miki Nakayama

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