米中間選挙、テキサスの討論会では「移民問題」が最大の焦点に

2018年アメリカ中間選挙を前に行われた討論会で、ベト・オルーク下院議員(写真左:テキサス州・民主党)の最終弁論に耳をかたむけるテッド・クルーズ上院議員(写真右:テキサス州・共和党)。(Photo by Tom Reel-Pool/Getty Images)



・健康医療について

テキサス州は、非保険成人の数が全米最多であり、19~64歳のうち21%が保険に加入していない。先月公表された調査結果によれば、テキサス州住民の62%が、11月の中間選挙で候補者を選ぶ際に健康医療問題を重視すると答えた。クルーズ議員は、健康医療の一律化を支持するオルーク議員が、大多数の有権者の意見とはかけ離れていると指摘。「オルーク氏が支持しているのは、バーニー・サンダーズ氏の社会化医療だ」とし、社会化医療は「税金を3倍」にするだろうと主張。もし導入されれば、診療の待ち時間は長くなり、「膨大な」費用がかかるだろうと警告した。

オルークはあくまでも自らの立場を主張。「クルーズ上院議員がいま言ったことこそ、まさに懸念すべきです」と述べ、クルーズが2013年に「おそらく、あまりにも多くの人が健康医療をうけていたため」医療費負担適正化法案に反対し、政府の政策を阻止したことをあらためて強調した。

・選挙妨害について

オルーク議員は、クルーズ議員が選挙安全対策費改正に反対していると非難(クルーズが反対票を投じたこの改正案は、可決されれば、投票箱の警護強化に2億5000万ドルが投入される予定だった)。さらに2016年、有権者のデータを不法に入手し、世論操作とフェイクニュースを拡散していたケンブリッジ・アナリティカに対し、クルーズ議員から500万ドル以上の支払いがあった事実を強調した。

対するクルーズ議員は、「FacebookやGoogleといった巨大IT企業が政治的偏見を抱えており、自分たちと異なる政治的立場の人々の声をゆがめ、もみ消している」と主張。議会はこうした企業に対する規制を強めるべきだとも発言した。

Translated by Akiko Kato

タグ:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE