故エイミー・ワインハウス、2019年からホログラム・ワールドツアーを開始

故エイミー・ワインハウスのホログラムのワールドツアーが決定した(Photo by Dave Hogan/Getty Images)

故エイミー・ワインハウスが、2019年からホログラム・ツアーを開始すること発表された。ホログラム映像に合わせ、ライブバンドにシンガー、ドラマチックな舞台装置による演出が実現する。

来年の秋、故エイミー・ワインハウスの管理財団とBASE Hologramの新たなパートナーシップの一環として、ワインハウスのホログラム映像が世界中を巡る。ツアーの開始日などの詳細はまだ明らかにはなっていないが、2019年末の開始が予測されている。イベントでは「デジタルリマスターによってアレンジされたワインハウスの名曲」を中心に、ワインハウスのホログラム映像に合わせて「ライブバンドにシンガー、ドラマチックな舞台装置による演出が実現する」。

「私たちにとっては夢のようなことです」父親のミッチ・ワインハウスは言った。「エイミーが歌う姿をまた観ることができる喜びはとても言葉で表せません。娘の音楽は数多くの人々の心に触れました。エイミーが残してくれたものがこのような斬新かつ革新的な方法で引き継がれるなんて、本当に嬉しいです」。

ホログラム・ツアーの収益はエイミー・ワインハウス財団にとってもプラスとなる。財団は若い世代のドラッグやアルコールの乱用という問題に取り組む一方、社会的に不利な立場にある若者に様々な支援を提供している。

ワインハウスのツアーはBASE Hologramにとって3度目の音楽を用いた大規模なホログラムツアーとなる。今年の秋、BASE Hologramはすでに故ロイ・オービソンと絶大な人気を誇ったオペラ歌手、故マリア・カラスをフィーチャーしたイベントを2つ開催している。来年、BASE Hologramは有名な古生物学者がジュラ紀を案内する、ロケーション重視のプロジェクト、「Discoveries: Jack Horner’s World of Dinosaurs」を発表する。

「エイミーは音楽とファンに対して絶大な情熱を注いだ、すばらしい人物です。BASE HologramにてCEOを務めるマーティー・チューダーは言った。「このツアーは彼女のこうした献身の心に触れ、すばらしい歌声といかに音楽の世界に貢献したかを思い出させてくれるでしょう。それだけでなく、エイミー・ワインハウス財団と助けを必要としている人々への取り組みに対するエイミーのレガシーに貢献できることを誇らしく思います」。



Translated by Shoko Natori

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE