トランプ米大統領がMMAに署名、新時代に合わせた音楽著作権法が成立

アメリカ現地時間11日、トランプ米大統領は音楽近代化法(Music Modernization Act /MMA)に署名。署名式にはマイク・ラヴとキッド・ロックが立ち会った。(Photo by Drew Angerer/Getty Images)

アメリカ現地時間11日、トランプ大統領はホワイトハウスで音楽近代化法(Music Modernization Act /MMA)に署名し、法を成立させた。

音楽コミュニティで最も有名なトランプ支持者のマイク・ラヴとキッド・ロックもホワイトハウスに駆けつけ、サム&デイヴのサム・ムーア、カントリー歌手のジョン・リッチ、ドゥービー・ブラザーズのジェフ・“スカンク”・バクスターと共に署名式を見守った。

現行の音楽著作権法をデジタル時代に合わせてたものにするために、1972年以前にレコーディングされた楽曲のソングライターとアーティストに印税が支払われること、音楽プロデューサーに印税を配分すること、ストリーミング・サービスのライセンス契約と印税の規則を刷新して、独立した新たな機関を通して著作権所有者への支払いを効率的に行うことの3点が整備される。この法律のもと、音楽制作者の多くが本来得られるべき利益をより確実に手に入れられることになるそうだ。

「この法律制定は気に入ったか? それとも気に入らないか?」とトランプはキッド・ロックにたずねた。「気に入った」とキッド・ロック。

「音楽業界のビジネスの汚さは誰もが知っている」と、署名を見届けた後でキッド・ロックが語った。「改変すべきことは本当にたくさんあるんだ。次はレコード会社をチェックしなきゃいけない。それに無料で売っている商品もな。でも、この法成立はソングライター、プロデューサー、エンジニアの保護の第一歩だ。彼らはリリースされる楽曲の裏側で蔑ろにされてきたヒーローたちさ。俺のように、音楽界の食物連鎖で上のほうにいる人間にとっては大きな影響はないが、これが大きな変化を与える人たちをたくさん知っているよ」と。カニエ・ウェストも同日トランプとホワイトハウスで会う予定だが、署名式には参加しなかった。

大統領は準備が整ったコメントを読み上げ、このMMAが著作権法の隙間を埋めて音楽制作者が正当な賃金を受け取るための節目となると述べた。そして「彼らはこれまで不当な扱いを受けてきた。今後、彼らが不当な扱いを受けることはない」と加えた。

音楽業界のリーダーたちもこの署名に熱い反応を見せた。著名な音楽系企業やグループからの声明を幾つか紹介しよう。

Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDEDおすすめの記事


Current ISSUE

RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事