FRONTIER BACKYARDが通算7枚目のアルバムを発表、TGMXの偏愛洋楽アーティスト7組

ーさっき福田さんと今も洋楽の話をしたりするっておっしゃってましたが、田上さんは最近はどんな洋楽を聴くことが多いですか?

田上:大きく分けるとバンド系かトラック系かみたいなところだと思うんですよね。正直、バンドは最近あまり聴いてなくて、フィッシュボーンをはじめガキの頃から好きだったバンド、あとバスクっぽいバンドとかたまに聴くけど、今はトラック系が多いかもしれないです。自分は本来バンドマンだから、好きになったバンドがやることは全部好きになりたいんですけど、そういう存在が僕の中ではフェニックス、フレンドリーファイアーズ以降出てきてない。もちろん新人でいいものはあるんですけど、一枚目で終わっちゃうことが多くて。その点、フェニックスは今も新譜が出ればチェックします。一時、ベニー・シングスとかオランダのクラブ・ミュージック畑のプロデューサー周辺の動きが好きで、その頃から優しい曲というか「いい曲」を割とたくさん聴くようになりましたね。ハウスだったら「今はどんなタイプのハウスが流行ってるのか」とか、EDMだったら「EDMの中にも種類がいくつかあるんだな」とか、バンド系もトラック系も全体的には浅く広く聴いてる感じです。

最近だとthe INTERNETやTuxedoはマストで聴いていて、HONNEもよかった。あと大阪のFLAKE RECORDSっていうレコード屋さんと友達なんですが、そこから出してたHAJKはすごくよかったです。Vulfpeckは最初聴いたときからファンキーで好みで、そのあと一気に売れましたね。FKJもそうですけど、ここ2〜3年はフランスのアーティストがけっこう好きです。ONRAっていうDJもそうですね。

FRONTIER BACKYARD 田上修太郎が最近お気に入りの洋楽アーティスト

・the INTERNET



・Tuxedo



・HONNE



・HAJK



・Vulfpeck



・FKJ



・Onra



ーどれもやっぱりトラックが面白いですね。

田上:そうですね。実際、有名どころブルーノ・マーズとかケンドリック・ラマーとか聴いても、バンドというよりはトラックという概念が海外では主流なのかなって気がします。アナログな考え方でやってるバンドらしいバンドもたくさんいると思うんですけど、DTMをバンドとしてやるかやらないかっていうのは、この15年くらいで大きなターニングポイントになってきたのかなと感じてます。

ーFRONTIER BACKYARDでは11月からレコ発ツアーが始まります。

田上:まずワンマンなので、今までやらなかったような長いセットを考えていて、できる限り曲もつなげてPファンクのライブみたいに演奏がずっと続いてるみたいな。皆さんがあまり見たことないライブを作ろうと思ってます。


『Fantastic every single day』
FRONTIER BACKYARD
Niw! Records
発売中

"Fantasc every single day" release tour
2018年11月9日(金)東京 TSUTAYA O-WEST
2018年11月16日(金)大阪 Shangri-La
2018年11月17日(土)愛知 RAD HALL
https://fby-7th.tumblr.com/

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