FRONTIER BACKYARDが通算7枚目のアルバムを発表、TGMXの偏愛洋楽アーティスト7組

FRONTIER BACKYARD&FBY STARS。前列中央がTGMXこと田上修太郎、前列左から2番目が福田“TDC”忠章。(Photo by Rui Hashimoto)

FRONTIER BACKYARDの通算7枚目のアルバム『Fantastic every single day』が完成した。ギターレスとなり新体制で臨んだ前作『THE GARDEN』からわずか1年でニューアルバムが届けられたという事実だけでも、ヴォーカルのTGMXこと田上修太郎、ドラムの福田“TDC”忠章の創作意欲がこれまで以上に旺盛だということが分かる。

田上いわく、「前作がきっかけになってやりたいことがガッと決まった」というように、『THE GARDEN』で見せたファンク/ソウル路線をさらに推し進めた印象だ。今年の夏はフジロックをはじめ大型フェスのステージにも登場。最高の状態で仕上げてきたFRONTIER BACKYARDの多彩なメロディとグルーヴを体感してほしい。

今回、新作についての話とともに、田上が最近気に入っている洋楽の話も聞くことができた。

ーレコーディングの日誌をブログで拝見しましたが、田上さんと福田さん、お二人はほんと仲良しですよね。

田上:お互いバンドをやめてもたぶん友達でいる気がしますね。バンドというより、もはや音楽仲間っていうほうが近いかもしれないです。気になる洋楽の新譜の情報を交換したり、それをチェックして「これいいなぁ」ってドキドキしたり、忠章くんと僕の関係は昔から変わっていないんですよ。

ーリスナーの視点、楽器奏者の視点、歌い手の視点、プロデューサーの視点、田上さんの中にはいろんな捉え方があると思うんですけど、アルバム『Fantastic every single day』はどんなバランスで成り立っている作品なんでしょうか?

田上:FRONTIER BACKYARDでは何か一つだけやるっていう発想はないんですよ。作曲したいし、シンセベースのライン考えたいし、他の楽器のアレンジも考えたい。忠章くんと一緒にプロデュースしてる感覚です。彼もドラムを叩きたいっていうよりは、「この曲は打ち込みがいいと思う」って自分で言いますし、2人でトラックメイクをしているというのが雰囲気的には近いかもしれない。曲が第一にあって、曲がカッコよければなんでもいい。僕はヴォーカルですけど、インストのほうが曲に合うんだったら、それででもいいと思いますし。

僕らはファンクやソウルが好きですけど、もともとパンクも好きだから、なんとも独特なところに今いる感じですね。僕らの大好きなフィッシュボーンってバンドが、もうとにかく永遠のアイドルで、そのルーツはずっと変わらないんです。初めて聴いてから30年以上経ってますけど、今なお最初に聴いたときのドキドキ感とかを感じますし、バランスっていう部分ではそこから全て派生してるんじゃないかなと思ってます。

ー前作『THE GARDEN』はブラックミュージックからの影響がこれまで以上に出たものになりましたが、今回も全曲通してFRONTIER BACKYARDのファンクネスが貫いてますね。

田上:リスナーとして、だるーっとしたPファンクみたいなのもやりたいんですけど、送り手としては冗長だって言われる気持ちも分かるので、日本人の視点でバランスを取ってやろうとしてます。でも僕が家で聴いてるのは「ド」が付くほどのPファンクだったりソウルだったりするので、果たして自分の音楽が世間の流れと合ってるのかどうかとは思いますね。さっきも言いましたけど、独特のところに行ってるよなぁって客観的に見て感じていて。それくらいブラックミュージックの世界は深いってことでもあるんですけど。

ー今回のアー写の雰囲気はまさしくPファンクですね。

田上:そうですね。ファンカデリックとかパーラメントみたいな雰囲気で撮ろうと思ったんですけど、やっぱり俺たち日本人だなっていうのは撮ってて思いました(笑)。

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