ロサンゼルス国際空港でマリファナ(大麻)の機内持ち込みは合法か、違法か? 

マリファナ(大麻)が条件付きで合法のコロラド州アスペンのアスペン・ピトキン・カウンティ空港では、セキュリティチェック通過前にマリファナ専用の処分ボックスがある。(Photo by Robert Alexander/Getty Images)

法律上は、空港は連邦政府の管轄であるため、マリファナ(大麻)の所持は違法。だがロサンゼルスでは州条例が優先されると、州当局が判断を下した。

ここ数日インターネット上で持ち切りだったのは、ロサンゼルス国際空港(LAX)を利用する旅行者が、機内持ち込みまたは預入れ手荷物として少量のマリワナを持ち込めるようになった、とのニュース。確かに、空港のWEBサイトにはこの規定に関する専用ページが設けられ、2018年1月1日より施行されたカリフォルニア州条例64条の条文に従って「ロサンゼルス空港警察はLAXを利用する旅行者に対し、最大28.5gまでのマリファナと8gまでの濃縮マリファナの持ち込みを認める」と明記されている。

しかし、これはいまに始まったことではない。1月には既にサイトに掲載されていたし、実際にいくつかの空港ではロサンゼルス空港警察(APD)の権限のもとでこのルールが適用されている。突如ネット上で拡散した理由は定かではないが、いずれにせよ、マリファナの個人使用を合法化する州が増えるにつれて、「マリファナは連邦法、州条例どちらで扱うべきか」というグレーゾーンが浮き彫りになった。

連邦法ではマリファナは違法薬物としてみなされる。おうおうにして州条例は連邦法よりも優先されるが、空港の場合は話が変わってくる。アメリカ国内の空港はどこも、セキュリティチェックから先は連邦法の管轄となるからだ。だが法律の執行責任となると、州当局が権限をもつ。空港という限られた空間の中で旅行者が法律の対象となるのはおもにセキュリティチェックだが、ここは連邦法の管轄下にあり、運輸保安庁(TSA)が権限を持つ。

「TSAの検査手順は連邦法によって規定されています。機内安全保障を第一とし、機体や旅行者に起こりうる危険を事前に察知することを目的としています」とローリングストーンの取材に答えたのは、TSAの広報担当ローリー・ダンカーズ氏。だが、TSA職員は法を執行する立場にない。そのため「よくあることですが、セキュリティ検査中にTSA職員が違法物品を発見した場合、TSAは法の執行者にこの件を報告します。そして法を執行する職員が、刑事捜査を行うか否か、あるいは他の手段をとるか否かを決定するのです」と、ダンカーズ氏は付け加えた。

Translated by Akiko Kato

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