レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの力強いデュエット曲が公開

映画『アリー/スター誕生』でヴェネツィア国際映画祭に訪れたレディー・ガガとブラッドリー・クーパー(Photo by Denis Makarenko / Shutterstock.com)

間もなく全米で公開される映画『アリー/スター誕生』の挿入曲、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーによる力強いデュエット曲「シャロウ」が解禁された。

この曲は情熱的なスローバラードで、クーパーとガガは軽やかなアコースティックギターとたっぷり聞かせるピアノを交互に演奏。その後徐々に力強いガガのボーカルへと展開し、クーパーとガガが印象的なハーモニーを奏でながら、鳥肌もののコーラスで幕を閉じる。楽曲と合わせて、2人のデュエットシーンを含む映画のシーンを散りばめたプロモーションビデオもあわせて解禁された。

ガガとともに「シャロウ」を作曲したのは、マーク・ロンソン、アンドリュー・ワイアット、アンソニー・ロッソマンド。プロデュースにはベンジャミン・ライスを加えた。この曲は、インターネットラジオBeats 1のゼイン・ロウの番組で初公開された。番組ではガガ本人もゲスト出演し、クーパーの音楽的才能や、新作映画と自身の最新アルバム『ジョアン』の関係について語った。

ガガは、クーパーが今回のプロジェクトで自分を起用した当時を振り返り、ガガの自宅を訪れたクーパーとクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「ミッドナイト・スペシャル」を即興デュエットしたエピソードを明らかにした。ガガいわく、歌い始めたとたんクーパーの声にすっかり魅せられ、止まらなくなってしまったという。

「すごくびっくりしたわ。ほら、技術的にはバッチリ歌えるけど気持ちはこもってないっていう人がいるでしょ? でもブラッドリーの場合、彼は心を込めて歌うの。歌で思いを伝える術を知っているのよ。聴いてすぐにわかったわ。その瞬間にピンと来たの。私、俳優がロックスターを演じるってことに関してはうるさいんだけど、ああ、彼はロックスターというものがどういうことか分かってるんだな、って感じたの」

ガガはまた、映画では自分が弱い立場におかれて新鮮だったこと、映画での演奏が新作アルバム『ジョアン』のレコーディング作業とうまく呼応したことなどを語った。

「物事はすべて流れの中で生まれてくる。自分たちが信じる世界へと物事が自然に運んでゆくみたいに、流れの中からカデンツが生まれるの」とガガ。「でも『シャロウ』に関して言えば、映画の中でのクライマックスな場面だから特にそうね。『ジョアン』ではマーク・ロンソンと一緒に仕事していたので、『シャロウ』はマーク・ロンソンに加え、アンドリュー・ワイアット、アンソニー・ロッソマンドと一緒に作曲したわ。アリーとジャックのための曲で、すごく特別な1曲。2人の人間が、もっと深いところまで突き詰めたい、浅瀬にとどまっているのは嫌だ、と語り合う歌なの」

映画『アリー/スター誕生』のサウンドトラックは、Interscopeで10月5日より配信予定。映画は、同日に一般公開される。
映画の日本公開は、12月21日(金)公開予定だ。



Translated by Akiko Kato

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