エディ・リーダー、家族に捧げた楽曲を含むニュー・アルバム『キャヴァリア』を10月にリリース

2014年の前作『ヴァガボンド』以来4年ぶりとなる通算11作目、『キャヴァリア』をリリースするエディ・リーダー(Photo by Genevieve Stevenson)

唯一のオリジナル・アルバム『ファースト・キッス』(1988年)を残し、90年に突如解散を発表した伝説的なグループ=フェアーグラウンド・アトラクションの元ヴォーカリストとして知られるエディ・リーダー。彼女が、2014年の前作『ヴァガボンド』以来4年ぶりとなる通算11作目、『キャヴァリア』を10月24日(海外発売日9月28日)にリリースする。

トラッシュキャン・シナトラズのメンバーで、エディの夫でもあるジョン・ダグラスとの共同プロデュースとなった新作は、現代音楽と伝統的な音楽の両方からなり、エディ・リーダーの地元スコットランド・グラスゴーにて2017年から丸々1年をかけてレコーディングされた。プレイヤーとして、ブー・ヒュワディーン (ギター)、アラン・ケリー(アコーディオン)、イアン・カー(ギター)といったエディの旧友たちも参加。リード・トラック「Wonderful」のMVも公開中だ。



4年の間に、母として子どもたち2人の独立を経験したエディ。その出来事をきっかけに生まれたという「Wonderful」に関して、彼女は次のようにコメントしている。

子供たちが青年期に入ると、親にはもう手助けできることはほとんどない――私はふとそんな風に感じたの。この世に生まれた子供たちが、ある年齢に至ったら、彼らをどうにかしようとせず、ただ放っておく。そんな姿勢を学ぶのはとてつもなく大変なことだったわ。厄介なことは、どれも楽しく素敵なハプニングであると捉えること。そんなメッセージを伝えることが、私が彼らに与えられるサポートね。子供たちをコントロールすることをあきらめたのが良かったのでしょう。それからは、我が家ではすべてうまく進み始めたように思えるわ。
- エディ・リーダー

また、アルバムにはエディが伝統的な音楽を好む気持ちと、新しい音楽や歌を求める気持ちをうまくブー・ヒュワディーンが形にした「Old Song」、スコットランドの詩人ロバート・バーンズの曲「A Man’s A Man For A’ That」、エディが18歳の時に出会い、2018年に亡くなってしまった2人の子どもたちの父親でもあるミルーに捧げた「There’s A Hole In The Desert Dear Darling (for our Milou Bessa)」などが収録。さらに、日本盤CDのみのボーナス・トラックとして「Beneath The Lights」、「Darling」の2曲が追加収録されるという。



<リリース情報>

エディ・リーダー 『キャヴァリア』

エディ・リーダー
『キャヴァリア』
発売日:2018年10月24日(水)
品番:SICX-30063 
価格:¥2,600+税 
仕様:Blu-spec CD2 / 歌詞・対訳・解説付 / 日本盤CDのみのボーナス・トラック2曲追加収録

=収録曲=
1. Maiden’s Lament (An Charraig Donn)
2. Wonderful
3. Cavalier
4. Starlight
5. Meg O’ The Glen (for our Meg Thomson)
6. My Favourite Dress (for our Mary Keenan)
7. Deirdre’s Farewell To Scotland
8. Fishing
9. Maid O’ The Loch
10. There’s A Hole In The Desert Dear Darling (for our Milou Bessa)
11. A Sailor’s Farewell To The Sea
12. Old Song
13. The Loch Tay Boat Song (for Davy Steele)
14. Pangur Bán And The Primrose Lass
15. Go Wisely (for all our children and beyond)
16. A Man’s A Man For A’ That
Bonus Track For Japan
17. Beneath The Lights
18. Darling

Rolling Stone Japan 編集部

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