レッチリのフリーが語る、音楽教育への支援活動とバスケ愛

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー(Photo by Shutterstock)


今年の慈善イベントはモー・オースティンに敬意を表している。オースティンは元ワーナー・ブラザーズCEOで、フランク・シナトラと仕事をし、ジミ・ヘンドリクスと契約し、マドンナ、プリンス、U2、ヴァン・ヘイレン、トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレーカーズ、グリーン・デイなどが全盛の黄金時代に同レーベルを率いていた。バッキンガムもラングもレッチリも、かつてオースティンと親しく仕事していたのである。

「彼のオフィスに邪魔してはお喋りしていたものさ。俺、ここ20年はワーナー・ブラザーズの建物の中に入ってないよ」と言って、フリーが続けた。「腰を落ち着けて話せる相手が彼だった。それに、俺の育ちというか、荒っぽいストリートで育った俺は簡単に人を信じないんだよ、特に成功した大企業の金まみれの世界にいる連中はね。その点で自分とあまりにも違う人間が多くて、連中とどう関わっていいのかわからなかった。モーは、あの世界の住人なのに他の連中と全く違っていて、一緒にいても落ち着いて話すことのできた最初の人間さ。それこそ、座って、彼の目を真っ直ぐに見て話せるし、居心地がいいし、この人は俺を受け入れてくれている、見下していないと実感できたんだ」。

今年はハリウッド・ブルバードにシルバーレイク・コンサバトリー・オブ・ミュージックが11,000平方フィート(約1000平方メートル)の巨大キャンパスを完成して2周年でもある。

「本当に最高の場所だよ」とフリー。「審美的にも建築的にも美しくできている。本当に広い。今、800人の学生がいる。800人の子どもたちが音楽を演奏するためにあそこに一週間通うんだよ。活気に満ち溢れているし、力強いし、最高だ」と。

「あそこは常に大小様々な勝利の喜びが生まれる場所だし、色んな出来とが起きている場所だ」と、このコンサバトリーをフリーが説明する。「どこかで10代後半の連中と出くわすと、あいつらに『実は俺、あんたの学校に8年通ったぜ』とか言うわけだ。そこで音楽を演奏することがどれだけ楽しかったかとか、どれだけ自分の人生に重要だったかとかだけじゃなくて、あそこが連中にとって最高のコミュニティとなって、そこで一生涯の友だちを作ったことを教えてくれるんだよ。

フリーが続ける。「俺の一番の望みは、あそこが単なる音楽を学ぶだけじゃなくて、他の人と一緒に音楽を演奏することも学ぶ場所になってほしいってこと。それこそがコミュニティらしい感覚だし、自分の居場所にいるっていう感覚だろ」。

Translated by Miki Nakayama

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