来日間近のザ・キラーズ、東京公演の思い出と故郷への変わらぬ愛を語る

まもなく来日するザ・キラーズ。中央がブランドン。

12日(水)に東京・日本武道館で約5年ぶりに来日公演を開催するラスベガス発のバンド、ザ・キラーズ。シンガーでありキーボーディストのブランドン・フラワーズが電話インタビューに応じた。

ー5年ぶりの来日公演となりますが、その意気込みから教えてください。

前回の来日は2013年だから……そう、5年ぶりだよね。あのときの東京公演がものすごく印象的だったんだ。だから今回のジャパン・ツアーは、とても楽しみにしているよ。

ー前回の東京公演が、なぜそれほど印象的だったのですか?

それまでの東京でのライブが、そこまでエキサイティングってわけじゃなかったこともあるけれど(笑)……でも、あのときはなぜか突然会場の客電が全てついてしまったんだ。そしたら会場中のみんなが大盛り上がりだった。まるでセックス・ピストルズのライブみたいにね。オーディエンスを見回したら、みんなが興奮しまくり。うれしいサプライズだったよ。

ーガチャピンの着ぐるみファンの登場でも盛り上がりましたよね。

よく覚えてるよ。東京で「リード・マイ・マインド」のミュージック・ビデオを撮影したのは、確か11〜12年ほど前だと思うんだけど、あのビデオにも出ていたキャラの着ぐるみ姿のファンがいて、あの曲の演奏中にステージに上がってくれた。忘れられない思い出だよ(笑)。

ーガチャピンのようなコスチュームを着てファンが来ることって、ザ・キラーズのライブではよくあるとか?

いや、そんなにないよ(笑)。てか、スコットランドで一度あったくらいかな。そのときも同じ(ガチャピンの)着ぐるみだったよ。

ーそもそもあのミュージック・ビデオはなぜ東京で撮影され、しかもガチャピンが登場することに?

監督したダイアン・マーテルのアイデアだったんだ。ツアーで東京に行く予定だったから、それじゃその機会を利用して東京で撮影しようかってことになった。で、あのキャラも登場させようってことに。僕らのミュージック・ビデオの中でも、ベストと言える出来だと思うな。けっこう誇りに思ってるよ。

ー最新アルバム『ワンダフル・ワンダフル』からのシングル「ザ・マン」のミュージック・ビデオは、出身地ラスベガスで初めて撮影されましたよね。

あのビデオの撮影も楽しかったよ。すごくいい作品になったと思う。最後のどんでん返しみたいなストーリー展開も好きだし、ラスベガスのエッセンスがうまく捉えられていると思うんだ。




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