マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、日韓ライブ独占密着レポート

SONIC MANIA 2018でのステージ(Photo by Takanori Kuroda)



最後に観たロンドン公演から2カ月、北米ツアーもこなしてきただけあって、演奏は格段に良くなっている。特に「新曲1」と名付けられたガレージ・パンク調の曲も、かなりこなれてメロディラインなど聴こえやすくなっていた。が、野外ということもあってかサウンドは思っていたほど爆音ではなく、少し物足りなさが残ったのも事実。また、撮影しているときには分からなかったのだが、後からメンバーに聞いた話によると「New Song 1」の最中にサークルモッシュが巻き起こったり、「Soon」のときに奇妙なダンスを踊る集団がいたりと、いつものライブではあまり見かけない光景がいくつもあったようだ。

そういえば、いつもはステージでほとんどの無表情のケヴィンが、この日は珍しく前方を見て微笑んでいた。サウンド面は、バンドにとってもあまり満足のいくものではなかったようだが、韓国ファンのリアクションを4人とも楽しんでいたのは間違いないだろう。













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マイブラが出演した日に韓国入りし翌日には帰国。そして、その2日後となる8月15日(火)は、豊洲Pitでの単独公演だ。この日、筆者は開演前にデビー・グッギ(Ba)へのインタビューの予定があったため、少し早めに会場へ行きリハーサルを見学したのだが、会場の外まで漏れ聴こえる爆音にドキドキしながら重い扉を開けると、音の塊が身体にぶつかってくるような衝撃を受けた。壁、床、天井に跳ね返った音が、わんわんと鼓膜を揺さぶり続ける。もちろん、観客が入れば吸音効果でかなり音も落ち着くのだが、「これ、耳栓してないと絶対ヤバイやつだ」と確信する。

休憩を挟みながら(!)念入りにリハーサルを重ねていたため、デビーへの取材は大幅に後ろにずれこんだが(それも想定の範囲内)、なんとか無事に終了。開演まで30分を切ったので、バックステージから急いで会場へ向かうとすでに満員のオーディエンスでひしめいている。定刻の19時半を15分ほど過ぎた頃、メンバー4人とサポート・メンバーのジェーン・マルコ(Key, Gt)がステージに現れ、この日も「I Only Said」からスタートした。

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