サマソニ取材「アレッシア・カーラが語るドレイクとディズニー映画、自殺防止ソングの意義」

アレッシア・カーラ(©SUMMER SONIC All Rights Reserved.)

カナダ出身の実力派シンガー・ソングライター、アレッシア・カーラがサマーソニックに出演。第60回グラミー賞で最優秀新人賞に輝いた、新世代の歌姫にインタビューを実施した。

サマソニの展望について尋ねられたアレッシアは、「最近発表したシングルから、私にとってのクラシックまで、いろんな曲を織り交ぜながら盛り上げていきたい」と語っていた。そして当日、「サンキュー」Tシャツを着て登場した彼女は、『モアナと伝説の海』のエンドソング「ハウ・ファー・アイル・ゴー」、ゼッドと共作した大ヒット曲「ステイ」から、さらなる進化を遂げた新曲「グローイング・ペインズ」「ア・リトル・モア」まで惜しみなく披露。96年生まれという若さながら、貫禄すら感じさせるステージとなった。

このあと、2015年のデビュー作『ノウ・イット・オール』に続くニューアルバムも控えている彼女。以下のインタビューは、サマソニ出演の前日に行った。

ーつい先ほど、ショーン・メンデスと仲良く話していたらしいですね。(この日はユニバーサル・ミュージックの社内で、両者がそれぞれ取材を受けていた)。

アレッシア:そうそう。同じ街(トロント)の出身だし、彼とは何年も前から友達なの。

ー他にも、同郷で仲のいいミュージシャンはいたりします?

アレッシア:うん、ダニエル・シーザーとかね。まあ、会ったらハングアウトするときもあるけど、みんなそれぞれ忙しいから。いつも一緒にいる感じではないかな。

ートロントといえば、ドレイクが大好きだと聞きました。(日本盤CDを見せながら)最新作の『スコーピオン』はどうでしたか?

アレッシア:わぁ、こんなの出てるんだ! 今回のアルバムは、私のなかでベストって感じではないかも。まだアルバム自体をしっかり聴き込めていないのもあるし、もちろん「ゴッズ・プラン」や「イン・マイ・フィーリング」は素晴らしい曲なんだけどね。個人的に一番好きなアルバムは、『テイク・ケア』かな。

ー『テイク・ケア』はどのあたりが好きですか?

アレッシア:ラップにR&Bの要素を取り入れて、歌を交えた感情表現をヒップホップの世界に持ち込んだ。その点において、『テイク・ケア』は新しい扉を開いた作品じゃないかな。ラップが上手い人なら他にたくさんいるけど、彼はポップソングを書いたり、それをヒップホップに仕立て上げることができる。そういう意味で、ドレイクは今日のポップ・ミュージックにおける先駆者だと思う。

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