アレサ・フランクリン、最後のインタビューでビヨンセ、女性の権利、未来について語る

彼女は自分の才能や業績を主張することを恐れなかった。
2005年にPresidential Medal of Honorを受賞したことと同等の業績は何かとたずねたところ、彼女の答えはこうだった。「そうね、グラミー賞20個というのも悪くないんじゃない。あの勲章はグラミー賞20個と同等のレベルね。匹敵することがほとんどないくらい名誉なことだし、National Medal of Artsもそう。一方に人道主義的な貢献があって、もう一方に市民としての貢献があるのよ」。

他のディーヴァの声が衰える一方で、彼女の声に衰えが見えない理由。
「そうね、声の管理をしっかり行っているからじゃないかしら。他の人たちは声のケアを怠っているんじゃないの。声にダメージを与えるようなことをやっている人がいるって聞いたことがあるもの。私は絶対にそんなことはしない」。

テイラー・スウィフトについて。
「彼女の衣装を決めている人が大好き。彼女の衣装がお気に入りなの。彼女のウェブサイトを見たら、オスカー・デ・ラ・レンタを着ていたし、彼女がオスカーから衣装を提供されていることもわかったわ。私もあのドレスをオーダーしようと思ったけど、合うサイズがなかったの」。

アデルについて。
「彼女のMVを一つ見たの。子どもたちがバスに乗っていて『We could’ve had it all』と歌っているものよ。あの子たちは叫んでいただけだったけど、私をメロディーを聞いていた。そして『これは良いメロディーね。このメロディー好きだわ』って言ったの。彼女はソングライターとして本当に洗練されていて、確かな能力を持っている。それに、とても素晴らしいシンガーよ。『つづれおり/Tapestry』の頃のキャロル・キングを思い出すわね。彼女の曲はとてもオリジナルよ」。

アリアナ・グランデについて。
「彼女はかなり好きよ」。

まだやるべき仕事がある。今後数年間に達成したいことは何かを聞いてみたところ、フランクリンはこう答えた。「長く語り継がれるような、大成功のアルバムを1枚作りたい。今年はプラチナ・レコードが1枚も出ていないでしょ。だから、最初のプラチナにしたいのよ。今年最初のプラチナ・レコード、それができたら最高ね」。

パフォーマンスすると今でもワクワクする。「もう大喜びよ。本当に楽しいの。ファンが今でも聞きに来てくれることが本当に素晴らしくて……彼らの忠誠心、仲間意識、コンサート中に舞台と観客で交換する喜びが最高なの。私は走りたくないけど、もう行かないとダメなの。だって練習しないとダメだから」。


Translated by Miki Nakayama

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