鳴りやまぬ拍手はスマホのライトへと変わり、彼らを照らすべくステージにたくさんの光が向けられた。アンコールにより呼び戻されたメンバーは、その光景に感動し1曲だけ照明を暗くしてスマホライトの中でやることを提案。川上が「この曲をフルでやるのは初めてです」と発し、「ハナウタ」が奏でられる。しっとりしたサウンドの中に確かな熱が内包された楽曲は、会場を自然と左右になびかせた。天まで声が響く大合唱を「Adventure」で巻き起こし、「Kick＆Spin」ではその盛り上がりで会場を揺らす。アンコール終了後には、サブステージにメンバーが集合してシャンパンでカンパイ。その顔はやり遂げたという高揚感で溢れていた。本来なら花火が打ち上げられる予定だったのだが、強風のため断念。その代わり、会場全体で特大のウェーブを巻き起こし『VIP PARTY』を締めくくった。
ファンを大切にし、自分たちが本当にかっこいいと思う音楽を追求していく。そんな彼らの姿勢をこれでもかと感じることができた『VIP PARTY 2018』。USAツアー、ニューアルバム発売、全国アリーナツアーなどこれからの活動も目白押しだ。[ ]（かっこ）つくバンドの代名詞として、己の美学を貫きロックスターとして輝いていく彼らの活躍が楽しみでならない。
SET LIST
1.ワタリドリ
2.For Freedom
3.city
4.Cat 2
5.Waitress, Waitress!
6.spy
7.Forever Young
8.Starrrrrrr
9.Droshky!
10.Run Away
11.Girl A
12.ムーンソング
13.Oblivion
14.This is Teenage
15.Wanna Get Out
16.Famous Day
17.Kill Me If You Can
18.Waterdrop
19.Thunder
20.Travel
21.Leaving Grapefruits
22.LAST MINUTE
23.明日、また
24.I Don’t Believe In You
25.Mosquito Bite
＜ENCORE＞
1.ハナウタ
2.Adventure
3.Kick&Spin
