アレサ・フランクリン自宅にて逝去、享年76歳

米国現地時間8月16日(木)アレサ・フランクリンが死去。(Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images)

“重篤な状態”にあるとされていたアレサ・フランクリンが、米国現地時間8月16日(木)午前9時50分にデトロイトの自宅にて死去した。

2018年8月12日夜、危篤状態にあると報道されたアレサ・フランクリンが、米国現地時間16(木)午前9時50分、デトロイトの自宅にて家族や愛する人々に囲まれながら息を引き取った。死因は膵臓がんだったと広報担当が発表した。

2018年3月、フランクリンは、ドクターストップにより予定されていたツアーをキャンセルした。医師は「ツアーを中止し、少なくとも2か月間は完全静養するよう」勧めたという。その段階でフランクリンの病状は伝えられていなかった。キャンセルされたライヴの中には、ニューオーリンズのジャズフェストや、彼女の76回目の誕生日を祝う3月25日のニュージャージー州ニューアークでのショーも含まれた。

フランクリンが最後にステージに上がったのは、2017年11月に行われたエルトンジョンが毎年開催しているエイズ財団のガラ・コンサートだった。2018年の初めにフランクリンは、同年中にツアーを引退することを明かしていた。ただ、デトロイトの名を冠したナイトクラブを所有する計画があり、時々はパフォーマンスしたいとも述べていた。

「今年私は引退しようと思う。レコーディングは続けるわ。でもコンサートは今年が最後。とうとうその時が来たの」とフランクリンは、キャシミーに語った。フランクリンはまた、スティービー・ワンダーのプロデュースによるアルバム製作の計画も発表していた。

2010年、フランクリンが医療処置を受けるために一連のコンサートをキャンセルした際、彼女は膵臓がんの闘病中であるとの噂が流れた。後に彼女はその噂を否定し、ある腫瘍の除去手術を受けたことを明かしている。

フランクリンは、ローリングストーン誌が選ぶ『史上最も偉大な100人のシンガー』に名を連ね、さらに1987年には女性として初めてロックの殿堂入りを果たしている。

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