ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー新作MVに日本のロカビリーが登場

5SOSはヒットレコードを引っさげてミート・ユー・ゼア・ツアーで北米をまわる。(Photo by Andy Deluca)

ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーが公開した新作MVに、日本のロカビリースタイルの若者が登場。メンバーのアーウィンは「日本のロカビリー文化は一つの文化の復興だ」と語る。

ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの楽曲「ヤングブラッド」の新しいミュージックビデオでは、日本のロカビリー文化に残る昔ながらの男意気が披露されている。フォンジー(※米国テレビドラマ『ハッピーデイズ』の登場人物)に似たロカビリースタイルの一群を追いかけた、若干時代を逆行した感じのビデオクリップだ。彼らはタバコを吸い、グリースで固めたオールバックのヘアスタイルを見せびらかす。そして、推進するビートに合わせて気取って歩きながら、メイン広場を私物化し、『ウエスト・サイド物語』のように、水玉のドレスを来た女性ロカビリー仲間に不機嫌な表情を見せるのだ。

このコンセプトは監督フランク・ボリン(エンジェル・ヘイズ、ザ・スクリプト、ティナーシェ)が出したと言う。ボリンは前回の訪日時に偶然見かけた、思いもよらないロカビリー・シーンに心を奪われてしまったのである。「代々木公園を歩いていたら、大人数の男女が集まるロカビリーグループに遭遇したんだよ」とボリン。「毎週日曜日に彼らはロカビリーの衣装を着て、念入りに支度した姿で登場する。広場でヘアスタイルを整え、何十年も前のブーツにテープを貼って、ブームボックスから大音量で流す50年代の楽曲に合わせて日暮れまで踊り続けるんだよ」。その光景に遭遇して10年後、このリアルな風景が「ヤングブラッド」のMVのインスピレーションとなった。

ボリンがオーストラリアのポップロック・バンド5SOSに紹介したとき、彼らもボリン同様に日本のロカビリーグループに心を奪われてしまった。そして、彼らは東京のロカビリーグループのメンバーと一緒に行動して、彼らのユニークな文化、世代を超えたサブカルチャーについてもっと知ることにした。5SOSのボーカリスト兼ドラマーのアシュトン・アーウィンにとって、これは謙虚な気持ちが生まれる体験だったらしい。

「日本のロカビリー文化は一つの文化の復興だ」とアーウィンがコメントした。「古いものと新しいもの全てに対する情熱の美しい炎があって、だからこそ、僕たちはこのサブカルチャーに興味を持ち、感激してしまったんだ。僕たちの曲を表現することを優先して選んだコンセプトに合わせるために、自由に作らせてくれたことに感謝している」と。

「ヤングブラッド」は、ビルボード・チャート初登場1位となったファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの3枚目のアルバムからのタイトルトラックだ。5SOSはミート・ユー・ゼア・ツアーで北アメリカをまわる予定で、このヘッドライナー・ツアーは現地時間8月27日にカナダのオンタリオ州トロントからスタートする。
また、8月上旬には2年半ぶりとなる来日公演を行うことが決定している。

Translated by Miki Nakayama

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