「日本3大音楽フェス」関係者だけが知っている歴代ベストシーン:ROCK IN JAPAN FESTIVAL編

約6万人を収容するGRASS STAGE、湖のほとりのLAKE STAGEをはじめ、個性的な7ステージで途切れることなく音が鳴り続ける。



INTERVIEW:Teppei Kishida
WANIMAが盛り上がってるのを見て、完全に親戚のおじさんでした。

フェスはもちろん、大小様々なライブハウスで国内外のアーティストを撮り続けているフォトグラファー、TEPPEIこと岸田哲平。彼が初めてROCK IN JAPAN FESTIVALの公式カメラマンとして呼ばれたのは、2001年の第2回目。以降、2003年、2004年以外は全て参加している。

「ROCK IN JAPAN FESTIVALが最初からユニークだったのは、ステージごとの特徴がはっきり分かれていたこと。僕が担当していたLAKE STAGEの初期は、Hermann H.&The PacemakersやPolaris、クラムボンなど、ブレイク寸前のガーッと勢いが増しているアーティストも多かったですね。例えばELLEGARDENのような、個人的にノーマークだったバンドがメチャクチャ盛り上がっていたりして、『ああ、今はこういう傾向なんだな』と知ったり。そういうバンドを朝から晩まで、柵前のフォトピットに張り付いて撮影するのはメチャクチャ楽しかったです」

特に印象に残っているのは、2001年に観たPOLYSICS。お揃いのツナギを着たメンバーたちがステージ狭しと暴れまわっている姿に衝撃を受けながら、夢中でシャッターを切った。

「彼らのその後の活躍は言うに及ばずですが、当時は『うわあ、こんなバンドが出てきたんだ!』と思って興奮しました。RADWIMPSがトリを務めた2007年のステージを撮っているときも、『次くるときはGRASS STAGEだろうな』と思っていたら、実際そうなりましたしね。フェスの醍醐味は、そうやってステージを上がっていくストーリーもありますよね。フジロックでもレッドマーキーからホワイトステージ、そしてグリーンみたいな」


2001年のPOLYSICS。この頃はまだフィルムで撮影していたという。

震災があった2011年のメンツも忘れがたいという。

「フジファブリックにONE OK ROCK、SEKAI NO OWARIでしょう? LAKE STAGEは入場規制がかかりやすいんですけど、この年もかかりまくっていた気がする。規制がかかるかどうかも、勢いのバロメーターになりますよね。例えば2012年のORANGE RANGEなんて、朝一発目だったにも関わらず、あっという間に入場規制になっていましたから。ちなみに、LAKE STAGEは写真を撮ってて楽しくなる会場なんですよ。すり鉢状になっているので、ステージの袖から広角レンズで狙えば、お客さんの表情なんかもバンドの演奏と一緒に撮れるし」

回を重ねるごとに、ラインナップの方向性も変化してきた。近年はREBECCAやMISIA、安全地帯など従来のロッキング・オンのイメージからはかなり遠いアーティストも積極的に招聘している。普段、岸田の主戦場にも滅多に現れない、そうしたアーティストを撮るのも「楽しみの一つ」と語る。

「REBECCAは学生時代によく聴いていた憧れのバンドで、まさか自分が撮影することになるとは夢にも思っていなかったですね。REBECCAからMISIAへの流れは完璧でした(笑)。2013年の安全地帯も、玉置浩二さんの歌唱力がとにかくすごかったです! ライブは結構巻いて終わったんですよ、パッとやってパッと帰る、みたいな(笑)。潔くてカッコイイと思いましたね」

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