ーそして、先月23日にはロンドン・スタジアムでフー・ファイターズのサポートを務めたんですよね。あれだけキャパの大きなステージはフェス以外ではじめてだったかと思うのですが、どんな体験でしたか?アロウ:怖かった。
オースティン:大きな会場でライブをすることを目標に音楽をやってるわけだけど、いざ自分たちがステージに立つとやっぱり恐怖を感じるんだよね。無事にライブが終わりますようにっていう気持ちにもなる。
ティム:僕は緊張しなかったな。フー・ファイターズ目当ての客が多かったしね。
Photo by Shuya Nakanoー1stアルバム『Starcrawler』を3月にリリースして、ツアーで世界各地を回ってきたかと思いますが、2018年上半期を振り返ってみていかがでしたか? また、バンドはどのように変化しましたか。ヘンリー:ツアーでライブを繰り返してきたことによって皆の演奏は一層タイトになったと思うし、新曲も少しずつ書いてるから、バンド的にはとてもいい状態だね。
アロウ:私のヴォーカルも最初の頃に比べたら強くなったと思うわ。
オースティン:バンドとしてのタイトさはキープしつつ、より実験的なアプローチも試みているところなんだ。ジャムセッションをしたりして、もっと広がりを出していきたい。今は次のアルバムに向けて、たくさん新曲を作っていきたいね。
ティム:うーん、僕自身は何も変わらないかな。
ーフジロックにちなんで、ボブ・ディランとケンドリック・ラマーだったらどちらに共感しますか?4人:(即答で)ボブ・ディラン。
ヘンリー:ディランが一緒にやってるバンドもすごくいいんだよね。
アロウ:私はディランの歌詞が好き。
オースティン:僕は5年くらい前に彼のライブをオースティンで観たんだけど、政治的なメッセージ性を帯びた曲なのに、まず何よりも音楽として楽しめるのがすごいと思う。
ティム:まあ、僕はディランよりドノヴァンのほうが好きだけどね(笑)。
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