元少女時代のVo ティファニー・ヤングの挑戦

K-Popで最も成功を収めたガールズグループ、少女時代の一員だったティファニー・ヤング(Photo by Transparent Agency)



―韓国にはセクシー路線のガールズグループがたくさんいますよね。その一方で、彼女たちにはある程度の純真無垢さも期待されます。韓国に住んでいた頃でも「Over My Skin」のような曲を作っていたと思いますか?

そうですね、ええ、間違いなく作ることができたと思います。でも、この曲はこれまでの経験と、特定のテーマや問題に関して自分は何を語れるかという疑問を通して生まれたものだと確信しています。生まれ故郷に戻ってきたことで、自分の感情を自由に表わす心地よさが生まれました。

―少女時代のスヨンと一緒に2年ほど前に作った「What Do I Do」という曲を聴いたときから、あなたが進みたい方向性がこれだと思っていました。

「Over My Skin」は最近出来上がった曲ですよ。スヨンですが、彼女は最近ここ(ロサンゼルス)でこの曲を聴いたばかりなんです。「うわ〜、この曲は今までと全然違うし、ショッキングだけど、とてもあなたらしい」と言っていました。この曲を聴いたファンの反応が楽しみですね。

―2002年にお母様が他界した後、音楽がその苦悩を癒やしてくれたと言っていましたが、どんなふうに?

あの当時のことを思い起こすと、当時の私は自分が置かれた状況に対して無感情というか冷淡というか、たった12歳なのに、人生で最も愛する人を失った父親をとてもかわいそうに感じていたのを覚えています。あと、叔母は姉妹を失ったんだな、とか。普通なら自分のことを考えるものでしょうが、そうじゃなかった自分は母親をなくしたばかりの、ほんの子どもだったんです。ついには「わかった、この先どうやって生きていこうかな? 何をやったら気分が良くなるかな?」と考える力を取り戻したのですが、それをくれたのが音楽だったんです。自分が理解されていると感じて気分が良くなる唯一のものが音楽でした。音楽に根を下ろすことにしたんです。きっと、あれは自分の人生や感情の舵取りをする過程の一環だったと思うのですが、音楽があらゆる場面で自分を救ってくれたと思っていますね。

―アメリカのメディアに登場するアジア系アメリカ人と自分自身を結び付けられないアジア系の子どもたちにどんな言葉をかけますか?

時代は今、変化しています。(前世代が直面した)困難さについて考えますが、何よりも前進すること、自分の気持ちと夢に従うことが大事だと思います。葛藤を克服すると、その先に人生で一番満足できるものが待っているんですよ。

―新しいアルバムの計画は?

2017年の9月から作業を行っています。かなりの曲が出来上がっているし、フルアルバムをリリースできるまで音楽を発表し続けていきたいと思っています。音楽を作るときや自分を試すときはスピードを落としたくないんですよ。

―コラボレーションしたい人はいますか?

数人いますが、最初はサム・スミスですね。彼の大ファンで、彼の音楽もミュージシャンとしての彼も大好きです。彼がアレンジしたホイットニー・ヒューストンの「How Will I Know」が本当に素敵で。彼と一緒にピアノ・バラードを歌いたいなって……もちろん、それ以外でも。

Translated by Miki Nakayama

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