ピストルズやPiLのフロントマン、ジョニー・ロットンのドキュメンタリー映画が公開

2018年秋に公開予定のドキュメンタリー映画『The Public Image is Rotten』にはフリー、サーストン・ムーア、アダム・ホロヴィッツなども登場する(Photo by Shutterstock.com)

セックス・ピストルズ後のジョニー・ロットンの人生を描いたドキュメンタリー映画、『Public Image is Rotten』が9月に海外で公開。そのトレーラー映像が公開された。

40年前の1月、アメリカツアー終了直後、輝かしい栄光の中でセックス・ピストルズが解散した。そして、1978年が終わる少し前、フロントマンのジョニー・ロットンは再び立ち上がった。ジョニー・ロットンを捨て、本名のジョン・ライドンを名乗り、ポストパンクのパイオニア・バンド、パブリック・イメージ・リミテッド(以下、PiL)を立ち上げ、同年12月にイギリスでファーストアルバムをリリースしたのである。それ以来、何度か活動中断の憂き目にあうも、PiLはライドンが最も思いを注いでいる存在だ。

このグループの歴史が新作ドキュメンタリー映画『The Public Image is Rotten』のテーマだ。Abramorama経由でこの秋公開予定で、9月14日のニューヨーク市のメトログラフシアターでの上映を皮切りに、北アメリカの映画館を順次まわる予定になっている。



ここで初公開される映画のトレーラーでは、ライドンがセックス・ピストルズのメンバーだったことがどれだけ「楽しくなかった」のかを説明している。それというのも、彼らのマネージャーが望んだのは世間を驚かせることだけだったのだ。そのため、ライドンは「メディアを通した見せかけのごまかしをしなくても聞いてもらえる」バンドを立ち上げたかったと言う。また、このトレーラーではソニック・ユースのサーストン・ムーア、ビースティ・ボーイズのアダム・ホロヴィッツ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、モービーがコメントをよせ、PiLの文化的な影響の大きさを語っている。さらにPiLのドラマー、ジム・ウォーカーがPiLがまとう危険なオーラについて述べている。

そして「メディアは俺を葬り去りたかった」とライドンが言う。「生き残るために本当に、本当に、必死に頑張らなければならなかったんだ」と。

『Public Image is Rotten』はPiLの浮き沈みをたどる。それこそ、大ヒット曲「Rise」から、数えきれないメンバー交代まで。103分間のドキュメンタリー映画の監督はこれが初作品となるタバート・フィーラーで、独特の不協和音で奏でるアート・ロックを演奏するLydon & Co.のライブ映像を数多く使用している。この作品がプレミア上映されたのは2017年のトライベッカ・フィルム・フェスティバルだった。

Translated by Miki Nakayama

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