フェンダーアーティストモデル30周年記念イベントが開催:布袋寅泰、INORAN、Charなどが集結

さらにステージエリアでは、普段からフェンダーを愛用するアーティストが登場し、FENDER CUSTOM SHOPの9人いるマスタービルダーのうちの一人であるポール・ウォーラーや、“伝説のピックアップアーティスト”として知られるアビゲイル・イバラの後継者であり、“イバラの手巻き術”を引き継いだピックアップマスター、ホセフィーナ・カンポスらと共にトークセッションが行われるなど、「フェンダー尽くし」の1日となった。


フェンダーミュージック株式会社の代表取締役社長で、アジアを統括するエドワード ・コール氏

フェンダーミュージック株式会社の代表取締役社長で、アジアを統括するエドワード ・コールによるオープニング・セレモニーの後、ステージエリアに最初に登場したアーティストはKen。彼の愛用するギターのピックアップを、ホセフィーナ特製のピックアップと交換し、音がどう変化するかをその場で確かめるというマニアックなトークセッションだ。

まずはKenが、交換前のギターの音を実際にアンプで鳴らして確認。上から下まで様々なポジションで弾いてみせ、普段どのようにサウンドチェックをしているのかを丁寧に説明してくれた。



続いてポールによりピックアップ交換が行われたのだが、その手元の様子を撮影し大きなモニターで披露するという、ギターキッズ垂涎の試みがなされた。ピックアップ交換は15分ほどで終了し、交換後のギターを弾いた瞬間、Kenの表情が輝く。



「みんな、わかるよね? びっくりした!」

思わず叫ぶKen。会場からもどよめきの声が上がるほど、音の違いは歴然としていた。



「僕はいつも、アコギの音を基準に考えているんです」とKen。「アコギと同じように音の強弱や、アーティキュレーションが出せたら最高だなっていつも思っているんですけど、このピックアップは音量のバランスやダイナミクスがアコギのように繊細で、とても気に入りました!」と、喜びを抑えきれない様子だった。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE