オジー・オズボーン一家のリアリティTV番組、爆笑舞台裏インタビュー

オジー・オズボーンとその子供たちによるロードムービー的リアリティ番組『Ozzy & Jack’s World Detour』。第三シーズンを迎える今回の爆笑映像とインタビューが届いた。日本では未公開の本作、オズボーンが舞台裏エピソードを語る。

オジー・オズボーンが後部座席に座り、ジャックとケリーと共にキャンピングカーで旅に出る――リアリティ旅番組『Ozzy & Jack’s World Detour』第3シーンズンの始まりの一コマだ。「これはマジでサイテーな企画だ」と、運転席の娘ケリーに後ろから身を乗り出してグチをこぼす父オジー。「俺が運転しようか」と言ってオジーが笑ったあと、子ども二人は「それが一番サイテーだ」と声を揃えて拒否する。息子ジャックがシートベルトをしめた途端、オジーはキャンピングカーの後ろに移動して、シートベルト2本を使って身体を固定し、「衝撃吸収材入のヘルメットをくれ」と言う。そんな中、わざとらしい振る舞いはやめてとケリーが叫ぶ。



「ケリーはちょっと難しい子なんだ」と、笑いながらオジーがローリングストーン誌に教えてくれた。「彼女は自分がほしいものがわかっているし、ほしくないものもわかっている。それを周りに教えるんだが、いつも言葉足らずなんだよ」と。

オジーは現在、ソロアーティストとしての最後のメジャーツアー、ノー・モア・ツアー2の中休みでイギリスの自宅に戻っている。彼がWorld Detourの第3シーズンを撮影したかった理由は、この最後のメジャーツアーの準備のためだった。今回の旅でオジーはアメリカ国内を車でまわりながら、行く先々で冒険を探す。ツアー前に心配で不安感に苛まれるため、その解決方法として選んだのが、ロサンゼルスの自宅からアメリカ・ツアー初日が開幕するフロリダまで車を運転して移動することだった。同番組の第2シーズンではオジーとジャックが主人公だったが、今回このシーズン撮影中にジャックの奥さんが妊娠中だったこともあり、娘のケリーが登場したというわけだ。

米国現地時間6月13日午後9時（東部標準時間）にA&Eで第一話が放送される今シーズンで、オジーと二人の子どもたちがスペースセンターを訪れ、白い砂の上でそり遊びをし、バイオスフィアを探検し、山羊ヨガに挑戦する。ツアー生活という大変な状況に戻る前にリラックスするには十分な旅行と言えるだろう。「ツアー中に行くのは大都市だけだ」とオジー。「でもWorld Detourでは片田舎に行く。これが本当に楽しくてね。アメリカのことは大体知っていると思っていたけど、ちょっと遠回りしてでも訪れるべき最高の場所がまだまだあるって思うね」と教えてくれた。