そして終演直後にINORANが控室に招き入れてくれ、Rolling Stone Japanのためだけにインタビューに応じてくれた。今回のツアーの感想、「LUNATIC FEST.2018」への抱負などを語ってくれた。ー今日最終日を迎えたアルバム『LUV』の全国ツアーはいかがでしたか?INORAN:いろんな想いが満たされた感じですね。そして、今日は満月だけど、LUNA SEAもまだまだ満ちていけたらいいなとすごく思っています。
ー今日のライブは『LUV』の多幸感を反映したLUNA SEA史上最高の多幸感に溢れたライブに感じましたが、いかがですか?INORAN:僕らの活動は、時代や今の世の中に必要なものであってほしいって思っていて。少し大げさな言い方をすれば、僕らなりに世の中に欠如しているものを埋めている感じです。それを敢えて言葉にすれば多幸感なのかもしれませんね。
―つまり、LUNA SEAは角が取れて丸くなったわけじゃなく?INORAN:丸くなったというよりも、今の世の中があまりにも不寛容で、ギスギスしているから、僕らは今、丸であるべきなんだと思います。
―そして「LUNATIC FEST.」の2回目が6月23日、24日に迫ってきましたね。INORAN:どうなるかはやってみないと分からないし、何が起こるかも分からないです。でも多幸感っていうのは絶対にあると思っています。それはもちろんオーディエンスのみんなにも感じてもらえると思うけど、自分がニンマリできるように、そういうイメージをしながら毎日を過ごしてきていて、ライブの瞬間は子どものように無邪気にステージに臨もうと思っています。それができればおのずとみんなにも多幸感を感じてもえるんじゃないかな?
―V系バンド一色だった前回と違い、今回はBRAHMANやThe BONEZやGLIM SPANKYといったバンドも多数出ますね。INORAN:「お任せフルコース」みたいな感じで楽しいことができればなと思っています。それと、食べず嫌いを越えて、嫌いだと思っていたものを好きになってくれるのも楽しみです。
―「LUNATIC FEST.」に向けてLUNA SEAは絶好調?INORAN:だと思います(笑)。逆に今日のライブを観てLUNA SEAはどうでしたか?
―個々の演奏力もバンドの絆も凄いなぁと感心しました。その一方で、その絆の補強材になっているのがINORANさんなんだなぁって再認識しました。INORANさんだけがステージ上でメンバー全員とボディタッチをするんですよね。INORAN:細かいところ見てるなぁ(笑)。僕のことはさておき、メンバー全員がユーティリティープレイヤーなんですよ。フォワードだけをやっているヤツはいなくて、みんなキーパーもできる……そんなユーティリティープレイヤーなんです。だから、フォーメーションが変わっても魅力を損なわないバンドなので、どんな条件でも、フェスでどんなバンドと共演しても、いいものを絶対にお見せできると思います。だから「LUNATIC FEST.2018」も楽しみにしていてください。
SET LIST
1.Hold You Down
2.TONIGHT
3.Dejavu
4.JESUS
5.Limit
6.Brand New Days
7.誓い文
8.gravity
9.闇火
10.I for You
11.Drum solo
12.Bass solo
13.Be Awake
14.STORM
15.TIME IS DEAD
16.ROSIER
17.BLACK AND BLUE
・ENCORE
18.So Sad
19.BELIEVE
20.PRECIOUS…
21.WISH
LUNATIC FEST. 20182018年6月23日(土)・24日(日)
幕張メッセ
開場 9:30 / 開演 11:00 / 終演 20:00(予定) ※両日共通
http://lunaticfest.com/