ジョニー・デップがノトーリアス・B.I.G.の殺人捜査官を演じる最新予告編がビギー46回目の誕生日に公開

ノトーリアス・B.I.G.の殺人捜査に関わった刑事ラッセル・プールをジョニー・デップが演じる

1997年に起きたノトーリアス・B.I.G殺人事件を題材にしたノンフィクション小説『LAbyrinth』が原作の映画『City of Lies』の最新予告編動画が解禁された。ジョニー・デップは、事件の捜査に関わったロサンゼルス市警の刑事ラッセル・プールを演じる。

映画『City of Lies』のトレーラーの中でジョニー・デップがノトーリアス・B.I.G.殺人事件を捜査したロサンゼルス市警の刑事ラッセル・プールを演じている。この映画は、「レディ・トゥ・ダイ」で知られるラッパーが走行中の車からの発砲で殺害された事件を検証する最新プロジェクトだ。その最初のトレーラーがノトーリアス・B.I.G.ことクリストファー・ウォーレスの46回目の誕生日に公開された。

「こういう殺人事件は警察に解決する気がなければ迷宮入りしてしまう」と、デップ演じる刑事プールが、ウォレスの殺人事件の捜査を邪魔する妨害工作を匂わせながら言う。実在のプールは2015年8月に心臓発作で他界していて、デップがこの役にキャスティングされたのは翌年2016年のことだった。また、現在もウォレスの殺人事件は未解決のままだ。

『City of Lies』の作品概要には次のように記されている。「ロサンゼルス市警の刑事ラッセル・プール(ジョニー・デップ)は何年もかけてこの殺人事件を解決しようとしているが、事件発生から20年経ってもなお捜査は進まない。一方、自分の評判とキャリアを守ろうと必死のリポーター、“ジャック”・ジャクソン(フォレスト・ウィテカー)は、捜査が進まない原因を突き止めることを決意する。真実を探る中、プールとジャクソンは手を組み、拡大し続ける組織的な腐敗と虚偽を突き止めてしまう。二人は容赦ない操作を続け、陰謀を暴くと脅しながらロサンゼル市警と市全体を揺さぶって突破口を作ろうとする」。

ノトーリアス・B.I.G.の『ライフ・アフター・デス』収録の「You’re Nobody (Til Somebody Kills You)」がこのトレーラーのサウンドトラックだ。この映画はランドル・サリヴァンのノンフィクション小説『LAbyrinth』が原作となっている。この小説は、2PAC(トゥパック・シャクール)殺人事件、ノトーリアス・B.I.G.殺人事件、デス・ロウ・レコードのシュグ・ナイトの関与、ロサンゼルス警察のスキャンダルの原因などを捜査した一人の刑事の物語である。映画のタイトルも当初は『Labyrinth』だったが、のちに『City of Lies』に変更された。

『City of Lies』は米国現地時間9月7日に公開される。2017年のウォレスの死後20年、その前年の2PACの死後20年を受けて、FOXの『Who Shot Biggie & Tupac?』やUSAの『Unsolved』のように、二人のラッパーの悲劇的な最期を扱ったテレビシリーズやドキュメンタリーが多数発表されている。日本での公開は未定。

Translated by Miki Nakayama

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