ビースティ・ボーイズの回想録、ウェス・アンダーソンやスパイク・ジョーンズらが寄稿

10月に待望の回想録「Beastie Boys Book」が出版されるビースティ・ボーイズ(Photo by Ron Galella, Ltd./WireImage)

『Beastie Boys Book』とシンプルながら絶妙なタイトルがつけられたビースティ・ボーイズの回想録が、Random House傘下の出版社Spiegel and Grauから2018年10月30日に出版される。

ビースティ・ボーイズのマイクDとアドロックが592ページに及ぶこの回想録を執筆する一方で、ゲストを招いて寄稿してもらっている。ゲスト執筆者には、エイミー・ポーラー、ウェス・アンダーソン、スパイク・ジョーンズ、ピューリッツァー受賞小説家コルソン・ホワイトヘッド、作家リュック・サンテなど。『Beastie Boys Book』はバンドのホームページで現在、先行予約受付中だ。

書籍の概要によると『Beastie Boys Book』には、10代の悪ガキが新進気鋭のラッパーになるまでの道のり、バンド初期のラッセル・シモンズとリック・ルービンとのコラボレーション、未だ理由がはっきりしないデビュー・アルバム『ライセンス・トゥ・イル』の爆発的ヒット、その成功によってもたらされた厄介な副産物、デフ・ジャムとの決別、ロサンゼルスへの引っ越し、ミュージシャン兼活動家としての再出発、ジャンルを決定づけたアルバム『ポールズ・ブティック』などが網羅されているという。

さらに、レアな写真、オリジナルのイラスト、ちょっと変わった飾り書きも収録されているらしい。ゲストの寄稿以外にも目玉となるのが、韓国人シェフのロイ・チェの料理コーナー、グラフィック・ノベル、ビースティ・ボーイズのニューヨーク・マップとミックステープのリストなど。

ビースティ・ボーイズがこの回想録について最初に発表したのが2013年で、これはオリジナル・メンバーのアダム・ヤウクの死後1年経過した頃だった。2018年初めにラジオ局Beats 1のインタビューで、マイクDが「バンドの伝記本を読んだり、音楽ドキュメンタリーを見たりすると飽きちゃうことが多いんだ。俺がADD(注意欠陥障害)ってだけかもしれないけど。でも、そういうものってテーマをちゃんと語っていないと思うね。だってバンドをやっている連中の人生なんてもともと非現実的なんだから。だったら、あらゆる方面から見た視点で正確に語るべきだと思う。この回想録は他の音楽系の書籍と全く違うと自信を持って言えるよ」と、この本の多面さを冗談交じりに説明していた。

Translated by Miki Nakayama

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