ガンズ・アンド・ローゼズ、特大BOXセット『アペタイト・フォー・ディストラクション』の全貌が明らかに

ガンズ・アンド・ローゼズの最新BOXセット『アペタイト・フォー・ディストラクション』は未公開作品が満載( Photo by Jack Lue/Michael Ochs Archives/Getty Images)

ガンズ・アンド・ローゼズの原点となったデビューアルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』が、2018年6月29日に再リリース決定。しかも、貴重な未公開トラックをたっぷり盛り込んだ豪華版として発売される。

『アペタイト・フォー・ディストラクション:ロックド・アンド・ローデッド』には、1986年にサウンド・シティで録音された25曲の未公開デモの他、ファースト・アルバムのプロデューサー、マイク・クリンクによる未発表トラック2曲を収録。また、ファースト・アルバムを新たにオリジナル・アナログテープからリマスタリング、さらにEPシングルA面B面、合わせて12曲のリマスター版も12曲収録される。

未公開楽曲はバラエティに富んでいるが、その中にはマイク・クリンクがプロデュースした2曲も含まれている。一つは、クリンクがガンズと初めて組んだ「シャドウ・オブ・ユア・ラヴ」。これをきっかけに、彼はガンズのプロデューサーの座を獲得した。もう一つは、ミニアルバム『GN’Rライズ』のレコーディング中に録音された「ムーヴ・トゥ・ザ・シティ」のアコースティック・ヴァージョン。他にも、「ノーヴェンバー・レイン」完成前の2ヴァージョンに、未完成のまま終わった「ザ・プレイグ」「ニュー・ワーク・チューン」、またエルビス・プレスリーの「ハートブレイク・ホテル」やエアロスミスの「ママ・キン」のカバーも収録。ザ・ローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」は、アコースティックとエレクトロ、2つのカバーが収められている。

『ロックド・アンド・ローデッド』は複数のフォーマットで発売されるが、なんといっても必見は、4枚組CD+ブルーレイ・オーディオDVD(ファースト・アルバムの5.1サラウンドHDオーディオ版に、ボーナストラックとPVを収録)+7枚の12インチLP+7枚の7インチEP+ハードカバーブックが付いた豪華版BOXセット。スカル・フェイス・リング5個に、当時のフライヤーやライブチケットの半券のレプリカ、バンドメンバーのタトゥーを再現した実物大タトゥーシールなどのコレクターズアイテム付きで、フェイクレザーで覆われた木製BOXには、正面に3Dの十字架が施されている。

他には、4枚組CDとブルーレイ・オーディオ、アクセル・ローズのプライベート写真を含む96ページの未公開フォトブックを収蔵したスーパー・デラックス・エディション。と、、CDまたはLPの2枚組に、ファーストアルバムのリマスター版を収めたシングルCDが付いたデラックス・エディションの計3種類。BOXセットの収録音源はすべて、デジタルストリーミングやダウンロード版でも入手可能。いずれのヴァージョンも、現在先行予約受付中だ。


Translated by Akiko Kato

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