レイ・デイヴィス、『アメリカーナ』の続編となる新作を7月に発売

新作『OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II』を発表したレイ・デイヴィス

ザ・キンクスのレイ・デイヴィスが、新作『OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II』を7月にリリースする。

2013年に出版した回想録『アメリカーナ』と、昨年リリースした同名のアルバムで、アメリカを巡る自らの旅を振り返ったレイ・デイヴィス。本作はその続編にあたり、アメリカからの影響が彼をどのように形成し、発展させていったのかが語られている。イギリス人として生まれた彼が、自らのルーツを再発見するために作らねばならなかった作品と言えるだろう。

アルバムは、レイ・デイヴィスが全曲の作詞・作曲を手がけ、アレンジとプロデュースも担当、ガイ・マッシーとジョン・ジャクソンが共同プロデューサーを務めている。レコーディングには、前作に続いてアメリカのオルタナ・カントリー・バンドであるザ・ジェイホークスと、ギタリストのビル・スタンリーが参加。さらに、数名のイギリス人ミュージシャンたちが迎えられたという。

レイの過去の作品に再び目を向けた曲が収められている点も注目だ。オープニングを飾る「Our Country」は、『アメリカーナ』のタイトル・トラックのテーマ/メロディを発展させた楽曲。また、アメリカという国に刺激を受け、かつてキンクスとして発表した「Oklahoma U.S.A.」(ザ・キンクスの1971年のアルバム『MUSWELL HILBILLIES』に収録)、「The Real World」(2007年のソロ・アルバム『WORKING MAN’S CAFÉ』に収録)、そして「The Getaway」(2006年の『OTHER PEOPLES LIVES』に収録) といった楽曲を再解釈したバージョンも収録される。

新作に関して、レイは「僕はキンクスのキャリアに再び光を当てるため、そして若き日の僕にインスピレーションを与えてくれた国を再発見するために僕は絶え間なくアメリカを旅し、ツアーを続けてきた。『OUR COUNTRY』は、そんな僕の旅路を辿ったアルバムだ」と語っている。

レイ・デイヴィスは現在、『アメリカーナ』二部作を基にした舞台と映画の制作に取り組んでいるという。



<リリース情報>


『OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II』
2018年7月4日(海外発売2018年6月29日)

収録曲:
1. Our Country
2. The Invaders(spoken word)
3. Back In The Day
4. Oklahoma U.S.A.
5. Bringing Up Baby
6. The Getaway
7. The Take
8. We Will Get There
9. The Real World
10. A Street Called Hope
11. The Empty Room
12. Calling Home
13. Louisiana Sky
14. March Of The Zombies
15. The Big Weird
16. Tony And Bob
17. The Big Guy
18. Epilogue
19. Muswell Kills

Rolling Stone Japan 編集部

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