ア・パーフェクト・サークルが語るコーチェラの思い出、そしてバンドの未来

コーチェラでの思い出について語った、ア・パーフェクト・サークルのメイナード・ジェームス・キーナンとビリー・ハワーデル(Photo by Tim Cadiente)

初週のステージを終えたメイナード・ジェームス・キーナンとビリー・ハワーデルが、コーチェラ開催年のエピソード、このフェスが特別である理由、そしてバンドの未来について、ローリングストーン誌に語ってくれた。

メイナード・ジェームス・キーナンは、ツアーに出る際にも多くの人間を同行させない。そんな彼が過去12年間にわたって行動を共にしてきた大切な存在、それは愛犬のミホだ。コーチェラでのステージを数時間後に控え、バックステージに停めたトレーラーで待機していたキーナンのそばで、その小さなヨークシャー・テリアは眠っている。トゥールが2日目のヘッドライナーを務めた1999年以来、キーナンは同フェスティバルに幾度となく出演している。初開催となった同年、アー・パーフェクト・サークルはメインステージの記念すべきトップバッターを飾った。

キーナンは愛犬にトリックを披露させようとしている。「ミホ!ヒッピーだ!ヒッピーをやるんだ!」そう声をかける飼い主を、ミホは座ったままじっと見つめている。結局横になってしまった愛犬を前に、キーナンは肩をすくめた。「君の前ではやりたくないってさ。まったく、空気を読まないやつだ」

待望の4作目『イート・ザ・エレファント』をリリースしたばかりのバンドにとって、日曜日のステージは同作のリリースツアーにおける2公演目となる。彼らは翌週末にも出演する予定だが、キーナンはトレーラーに籠もったまま、会場の様子を映像でチェックしている。「ショーの前には軽く昼寝する。起きたらストレッチして、それからステージに向かう」彼はライブ前の習慣についてそう話す。「何せもうオヤジだからな」

その隣に止まっているトレイラーの中では、APCのギタリストであるビリー・ハワーデルが、借り物のギターでアダム&ジ・アンツの曲を練習していた。翌日に控えたロサンゼルス公演では、彼らの1980年作『キングス・オブ・ザ・ワイルド・フロンティア』へのトリビュートを披露する予定だという(「俺にとって史上最高のナンバーワン・レコードなんだ」)コーチェラでの思い出、そして再始動したバンドの状況について、2人から話を聞いた。

ー第一回目のコーチェラで印象に残っていることはありますか?

メイナード・ジェームス・キーナン:初日のヘッドライナーはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンで、俺は『ノウ・ユア・エネミー』で彼らと共演した。APCは同日のメインステージのトップバッターだった。俺たちは開催直前になって出演が決まったんだ。

ビリー・ハワーデル:1999年の10月で、すごく暑い日だった。仮設トイレで顔を洗って出てきた時、俺の靴にトイレットペーパーがくっついてたんだけど、ステージに上がる直前にメイナードが指摘してくれたんだ。あやうく大恥をかくところだったからよく覚えてるよ。

Translated by Masaaki Yoshida

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