Nissy初の東京ドームライブ、多才なエンターテイナーが紡いだドラマの中身

Nissy(西島隆弘)のソロライブ「Nissy Entertainment 2nd LIVE -FINAL- in TOKYO DOME」

4月25日(水) 26日(木)東京ドームにてNissy(西島隆弘)のソロライブ「Nissy Entertainment 2nd LIVE -FINAL- in TOKYO DOME」が開催された。

このライブは全国アリーナツアーである「Nissy Entertainment 2nd LIVE」の追加公演として決定したもので、トリプル“初”(ソロで初の東京ドーム、日本人男性ダンス&ヴォーカリスト初、CDを店頭販売していないアーティスト初)を成し遂げ、2日間の公演で約10万人を動員した。

会場の音楽が鳴りやむと、ステージのビジョンに「FINAL」の文字が映し出される。オープニングムービーから“Nissy Entertainment”へ観客を引き込み、「The Eternal Live」になだれ込んだ。MVを彷彿させるニューヨークを背負い、紅のファーコートに身を包んだNissyが登場。ビートのきいたダンスミュージックで一曲目から盛り上げる。伸びやかな高音で歌声を響かせたのはドームバージョンにアレンジされた「Double Trouble」だ。ステージを端から端まで駆け巡り、今あるものを全部使いきろうとする姿に“後悔させない”という歌詞が強く響く。「17th Kiss」ではアイス型のクラッカーを持ってダンスし、「恋す肌」ではギタープレイを魅せつける。「恋す肌」の振り付けにこっそりとにゃんこスター?  ピコ太郎ダンス?を仕込み、おちゃめな一面をのぞかせた。「ハプニング」の終わりには、ハンカチをスティックにしたり黄色い布からバラを出したりする魔法(マジック)を披露。コンサートという作品の伏線をこれでもかと張り巡らせていく。

「この花が咲いたら聴けるかな」という言葉に導かれたのは「花cherie」だ。モノクロで表現された世界に共鳴する歌声はとても切なく、“二度とない瞬間を”と空を仰ぐ姿は誰かを思い描いているよう。しっとりした演奏に会場はグッと息をのみ、観客の目には涙が浮かぶ。「Don’t let me go」で一身に光を受けるさまはNissyでありながらNissyでないようで、望まれたことをやりきろうとする彼の表現が凝縮されていた。

まるで映画のようなストーリーを魅せたのは「Aquarium」だ。パートナーの女性ダンサーを抱きしめたり、壁越しに訴えかけたり、音楽に合わせたドラマを展開する。噴水の演出によりびしょ濡れになっても懸命に伝え続ける姿は、雨の中で「好きだよ」と叫び続ける悲恋を色濃く描いていた。


聴かせるところは引き込み、盛り上げるところでは巻き込むのが“Nissy Entertainment”。続く「愛tears」では、しんみりした空気を大人の色気で覆す。ランタンをイメージした264個のライトつきバルーンがアリーナから舞い上がり、幻想的な空間が創り上げられる。Nissy初の監督作品となったMusic Short Film『OK? ~君に贈る24時間~』を彷彿させる演出に、ファンからは恍惚のため息が漏れた。

中盤には観客を巻き込み、無作為に選ばれた人がNissyとチャットをしたり写メを撮ったりするような体験ができるコーナーも。自分が届けるから見てくださいではなく、一緒に時間を作ろうとする内容は楽しいことが大好きでやさしい彼らしい。

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