カニエ・ウェスト、突如2つの新曲を公開

4月末に2つの新曲を立て続けに発表したカニエ・ウェスト

連日ソーシャル・メディアを騒がせているカニエ・ウェストが、2つのシングルを連続リリースした。

4月14日にツイッター・アカウントを復活させたかと思えば、ドナルド・トランプ米大統領のスローガンである「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」のキャップを被った画像を投稿したり、トランプを「俺のブラザーだ」と公言するなど、連日その発言がメディアを賑わせているカニエ・ウェスト。彼が2つの新曲を発表している。

まず、4月28日にゲリラ的に公開されたのが「Lift Yourself」。この曲は、アムネスティが1973年に発表した「Liberty」をサンプリングしており、ゴスペル風のコーラスと変則的なビートが絡み合うトリッキーな構成となっている。続いて、その数時間後に発表されたのがラッパーのT.I.をゲストに迎えた「Ye Vs. The People」。冒頭からフォー・トップスの「7 Rooms Of Gloom」をサンプリングし、トランプ大統領に否定的なT.I.が「大衆」を代弁し、カニエと舌戦を繰り広げるという内容だ。



もともとオフィシャル・サイト「Kanyewest.com」でのみ公開されていた2つの新曲だが、現在は各種ストリーミング・サービスでも試聴可能。本人いわく、6月1日にリリースだというニュー・アルバム『Love Everyone(仮)』に収録されると見られている。また、6月8日にはキッド・カディとのコラボレーション=キッズ・シー・ゴーストとしてのアルバムもリリース予定。このコラボ作では、村上隆がアートワークを手がけたことを示唆するツイートも投稿されている。

Rolling Stone Japan 編集部

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