ビヨンセ、双子出産後初となった圧巻のパフォーマンスを10のエピソードで振り返る

米国現地時間14日、コーチェラ・フェスティバルのトリを務めたビヨンセ(Photo by Andrew White)

コーチェラ、否、#ビーチェラ(#Beychella)で行われた、ビヨンセの双子出産後初となるパフォーマンスから、厳選したベスト10のエピソードを紹介。

「コーチェラの黒人女性初のヘッドライナーに私を選んでくれてありがとう」と、米国時間3月14日の夜、ビヨンセが観客に向かって言った。「ホント、信じられない!」と。

19年間続いている大人気のフェスティバルで、今年は前代未聞の出来事が起きた。出演者の3分の1が女性アーティストなのである。そして、その中心人物がビヨンセだ。過去を振り返ると1969年のウッドストックがアメリカ文化のターニング・ポイントと好意的に評価されていたが、2018年に起きた21世紀のウッドストックであり、モンタレー・ポップフェスティバルであり、ワイト島音楽祭と呼べるものは、まさしくビヨンセのコーチェラでのヘッドライン・ショー以外にない。

妊娠のために2017年のコーチェラの出演を延期したビヨンセ。2018年のコーチェラでのパフォーマンスは、2017年6月に双子のルーミとサー・カーター出産後最初のステージとなった。「前にコーチェラで演奏するはずだったけど妊娠しちゃったの」とビヨンセが説明すると、客席の熱狂的なファンは「わかっている」と言わんばかりの笑い声と歓声でそれに応えた。「だから、お腹の中の二人といろんな夢を見る時間がたくさんあったし、ここでのパフォーマンスも頭の中であれこれ想像していたわ」と続けた。

みんなが憧れる産休のとり方をしたビヨンセの今回のステージは、1年待っただけの価値のある素晴らしいものだった。この夜のライブの準備は、スパルタ方式で行うというビヨンセの強い決意のもとで行われた。質の低いステージになるわけがない。エンタメニュース・サイトTMZによると、ビヨンセはコーチェラでの初ステージの1週間前に100人のダンサーを新たに雇い、毎日11時間のリハーサルを続け、ダンサーやスタッフ全員に秘密保持契約書に署名させたという。また、かなり以前からゲスト・パフォーマーの噂も出ていたが、12万5千人のコーチェラ参加者とYouTubeのストリーミング配信を自宅で観ていた名百万という視聴者は、前夜にPage Sixが報じたデスティニー・チャイルドの再結成情報に大喜びしたはずだ。この再結成がなければ、ビヨンセのステージはスフィンクスのような謎の集団に囲まれて行うパフォーマンスに終止したことだろう。26曲も披露した壮大なコーチェラ・セットで特筆すべき瞬間を紹介しよう。

1. ビヨンセ U:控えおろう、新参者たち

うがった見方をしてはいけない。確かにビヨンセは1年間の産休を取った。しかし、14日の土曜の夜にビヨンセ学校が再開され、ポップスの女王が大衆を調教するために完全復活を遂げた。ブラックとゴールドの髪飾りをつけて、ネフェルティティのような出で立ちで登場したビヨンセ。畏敬の念を喚起する厳粛なドラム・ラインが鳴り響く中でオープニング曲「Crazy In Love」が始まり、テンポ・ダウンして「威風堂々」へと移った。

2. 「ザ・バズ」:ビヨンセのマーチングバンド、オーケストラ、ダンスチーム

ビヨンセの100人チームに入ることは宝くじに当たるのと同じ“幸運”に思える。しかし、それ相当の実力が備わっている人だけがそこに加われるのだ。そうやって集められたビヨンセの超絶マーチング・バンドのザ・バスがすべてを引き受ける。ラインストーンの付いたイエローの衣装を着た彼らは細かなリズムを刻み、轟音を鳴らし、ステップを踏み、腰を激しく振り、今年のベレー帽復活のトレンドも作った。また、ビヨンセお気に入りの双子ダンザー“レ・ツイン”のローレン&ラリー・ニコラ・ブルジョアも復活し、ビヨンセの熱狂的なファンたちから盛大な拍手と歓声で迎えられた。

Translated by Miki Nakayama

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