PassCode1万字ロングインタビュー:現場で磨いた「ライブ力」へのこだわり

「ライブを観てもらうことがPassCodeにとって一番の近道なんだなって思ってます」南

―皆さんは「目標はない」って常々言ってますけど、過去にソールドアウトできなかった新木場STUDIO COASTとZepp Tokyoはリベンジしたいんじゃないですか?

南:ああ、それはしたいですねぇ。後々できたらいいなぁと思ってます。

―今でもあのときのことは悔しいですか?

南:うーん、前まではすごく悔しかったけど、ZENITHツアーをやって、全公演ソールドアウトできたことが自分の中ではすごく大きくて。今回は会場に入りきれないぐらいたくさんの人からチケットの応募があったみたいで、だから「前はやるのがちょっと早かったんやな」って割り切れたというか。今回のツアーで「こんなにたくさんの人が待ってくれてるねや」っていうのが実感できたんで、あのときのことが悔しいっていうのは今はないですね。

高嶋:Zeppがあったからこそ、バンドセットのライブで「もっとこうしたい」って思うことがだんだん増えていったし、ライブ自体もよくなっていったから、あのときの経験があって今はよかったと思ってます。

大上:私は「リベンジしたい」っていう気持ちと、「次はイケるんじゃないかな」っていう気持ちがどっちもあります。

南:だから次にやるとしたらそれは挑戦じゃなくて、身の丈に合ったライブにしていけるんじゃないかなって。

―頼もしいですね。

大上:前は背伸びしてたな!

高嶋:背伸びしてたな。

南:そうですね、ちょっと……背伸びしてたな(笑)。でも、今はやっと自分が追いついてきたから、もうそんなに焦ってないです。

―だんだん人に待たれるグループになってきましたね。

南:有り難いよな、ホンマに。MISS UNILIMITEDツアー(2016年11月~12月)のときに新木場は埋まらんかったし、他の会場も埋まってるところが少なかったんで、寂しいと言うか、どうしたらいいか分からなくて、「もっと待ってもらえるグループになりたい」って言ってましたけど、今の状態はすごく有り難いなと。感謝しかないですね。

―その課題をクリアするために必要だったのはライブを重ねることだったっていうのは美しい話ですね。

南:そうですね。関わってくれる人は増えたけど、やってることはそんなに変わってないんで。ライブやって、観てもらって、好きになってもらって。ライブを観てもらうことがPassCodeにとって一番の近道なんだなって思ってます。



―レコード会社もいい具合にPassCodeに寄り添ってるというか、今のグループの状態に合ったサポートをしている印象があります。

南:つくづくそう思いますし、そういう話をよくしてます。「ユニバーサルでよかったな」って。

大上:すごく優しいし。

高嶋:メンバーのことをめっちゃ見てくれて、理解してくれて、これからも一緒にやっていきたいです!

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