「ツタロックフェス2018 クイックレポ」Base Ball Bear:3人編成で体現した抜群のアンサンブル

Base Ball Bear(Photo by Taichi Nishimaki)

本日3月18日、幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホールで開催中のツタロックフェス2018。MASSIVE STAGEに出演したBase Ball Bearのクイックレポートをお届け。

午後一番、MASSIVE STAGEの2番手に登場したのはBase Ball Bear。彼らが1曲目に選んだのはアップテンポなライブ定番曲「changes」。関根史織(Ba, Cho)のクールなイントロを合図に、堀之内大介(Dr, Cho)は右手を上に突き上げ、小出祐介(Vo, Gt)が勢いよく歌い出す。ここまで04 Limited Sazabys、フレデリックが沸かせてきた会場を、結成17年のベテラン・バンドがその風格で圧倒し始めた。

小出は挨拶代わりのMCで「僕らのキャリアの中でも珍しいイベントなんです。というのも、今日ほとんど先輩がいないんです。ヘタすりゃ一番年上っぽくて。だからおじさんのつもりで来たらいいのかなと思って来ました(笑)」とコメント。しかし、4ピースから3ピースバンドになった彼らがサポートを入れず3人のみの編成で本格的にステージを披露するのは初めてということで、「気持ちは若手でいきたいと思います!」と意気込む。

中盤は、甘酸っぱく妖しい恋愛ソング「文化祭の夜」、RHYMESTERとのコラボで話題を呼んだ「The Cut」でファンク・サウンドを展開。小出のラップとエレキギターに、関根のベースラインやコーラスが絡み、堀之内がにこやかな表情で屋台骨を支える。この3人のアンサンブルこそがBase Ball Bearの真骨頂だ。ラストにかけては出世作「十七歳」より「ドラマチック」「真夏の条件」といった代表曲群を投下してオーディエンスの熱気を掻き立てる。小出は「幕張ー!!」と絶叫して、細かいカッティングが印象的なギターロック・チューン「十字架You and I」でその実力をまざまざを見せつけた。

SET LIST
Base Ball Bear
1. Changes
2. PERFECT BLUE
3. 文化祭の夜
4. The Cut
5. ドラマチック
6. 真夏の条件
7. 十字架You and I

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