仏・高音質ストリーミングサービス「Deezer HiFi」が上陸:GLIM SPANKY がアジア人初の公開収録ライブを披露

3月12日ブルーノート東京|「Deezer HiFi」が上陸イベントにてGLIM SPANKY がアジア人初の公開収録ライブを披露した

フランス・パリでスタートした“Deezer(ディーザー)”が、日本初の高音質ロスレスストリーミングサービス「Deezer HiFi(ディーザー・ハイ・ファイ)」として上陸した。ローンチイベントでは、「GLIM SPANKY」がアジア人第一弾アーティストとしてライブの公開収録を行った。

世界第2位の音楽市場と言われる日本。各社サービスの広がりやスマートスピーカーの登場も手伝って、ストリーミングサービスで音楽を聴くこと自体スタンダードになりつつある昨今。去る3月12日、フランス・パリでスタートしたという“Deezer(ディーザー)”という新しい音楽ストリーミングサービスが上陸した。他社と大きく違うのが「音質」だ。高音質で楽曲を楽しむことができる、日本初のロスレスストリーミングサービス「DeezerHiFi(ディーザー・ハイ・ファイ)」は、“CDクオリティ”の音質でストリーミングで音楽が聴けるというもの。


Deezer CCOゴラン・シャケド氏

DeezerのCCOであるゴラン・シャケド氏は、「これまでの音楽ストリーミングはAACやMP3などによる音質ロスのある配信だったため、利便性は高いが音質は妥協せざるを得なかった。一方でハイレゾは音が良くても、膨大なデータ量やダウンロードの手間、楽曲数の少なさで問題があった。現代のリスナーはこれまで音質か利便性のどちらか一方を選ばざるをえなかったが、DeezerHiFiはその両方を提供できる」と話す。

Deezerは2018年3月現在、世界180カ国で展開、5,300万曲以上を提供し、アクティブユーザー数も1,400万人を超えており、日本国内ではスタート時から約3,600万曲を配信する。月額料金は税込1,960円で、定額制聞き放題サービスとして展開。また、楽曲数は年々増え続け、直近では5,300万曲を超えており、このDeezer HiFiの楽曲数は「世界で最も多い」と、シャケド氏は述べる。すでにパートナーシップを結んでいるヤマハ、オンキヨー&パイオニアに加え、日本の主要オーディオメーカーとの提携を広げて、試聴可能なデバイスの拡大を進めていくと発表した。なお、世界ではすでに80社のハードウェアメーカーと提携を結んでいる。



ローンチイベントでは、“Deezer Session(ディーザー・セッション)”の公開収録と題し、アジア初の参加アーティストとして、5月に武道館公演も決まっている、男女二人組ロックユニットGLIM SPANKYが、会場となったブルーノート東京に登場し全8曲を歌い上げた。「THE WALL」から高らかにスタートし、映画「不能犯」の主題歌 「愚か者たち」や、CMで話題となっているキャロル・キング「I Feel The Earth Move」のカバー曲まで、ハスキーな力強いボーカルを響かせながら、会場を魅了した。



ボーカル&ギターの松尾レミは「Deezer HiFi は自分たちの好きなアーティストも多数配信されており、そのプレイリストの中に仲間入りできることが嬉しい」とコメント。ギターの亀本寛貴氏は「今回Deezer Session でLIVE を出来たことを光栄に思います。これまでに出演されているアーティストのLIVE のクオリティもとても高く、是非日本のユーザーの皆さんにも質の良い音楽をたくさん聞いて欲しい」と話した。また最後に「GLIM SPANKY は日本語のROCK として日本人ということを誇りに思い、アジアのROCK としてグローバルに世界各国の方に歌を届けていきたいし、今後もそういった活動をしていきたい」と将来の展望を語った。

今回のDeezer Sessionの模様はDeezerでのライブ音源配信、DeezerオフィシャルYourubeチャンネルでの映像配信、ともに現在4月24日(火)の公開を予定している。

http://www.deezer.com/ja/offers/hifi

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