クソアイドルと呼ばれてから3年でMステに出たBiSHの物語

『目を合わせるということ』より:後列左からモモコグミカンパニー、アイナ・ジ・エンド、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、前列左からアユニ・D、セントチヒロ・チッチ(Photo by Kenta Sotobayashi)



―デビューした頃からBiSHのことをプロデューサー的な視点で見ていたところがあると書いていましたが、『目を合わせるということ』の文章もモモコさんの主観でありながら、どこか俯瞰して見ている感じはありますよね。最初の打ち合わせでも、「わたしのことではなく、BiSHのことを書きたい」と話してくれましたが、今回「BiSHと自分」をテーマに書いてみて、BiSHに対してどんな気持ちや感情が生まれましたか?

モモコグミカンパニー:BiSHに携わっている人はみんな一生懸命で、そんな人たちで作られたBiSHをもっとたくさんの人に知ってもらいたいから、今回本を書きたいと思いました。わたしだけのことだったら、本にしなくてもいいと思うのですが、わたしがBiSHにいて見てきた景色だったら、本にする価値が十分あるのではないかと思いました。BiSHに入ってわたしは歌やダンスよりももっと大切なことに触れた気がして、そのことはわたし自身にも大きく影響しています。わたしの人生を語る上でBiSHは切っても切り離せない存在です。

―思い出して感動してしまったとか、もしくは悲しくて泣いてしまったとか、書いていてエモーショナルになった原稿というとどれですか?

モモコグミカンパニー:「アイドルになりたい女の子たち」という原稿が印象に残っていて、WACKの合宿中に書いたものですが、この内容は前から思っていたことで、今回の本の中で初めて言えたので、無理な話ですが昔の自分にも読ませたいと思いました。

―この本にはBiSHメンバーそれぞれの葛藤も描かれていますが、モモコさんがBiSHに入ってから特に葛藤していたことって何でしょうか?

モモコグミカンパニー:ど素人でBiSHに入ったので、表舞台に立っていろんな人に見られることに対して、特に葛藤を感じていました。メジャーデビューしてからは、以前よりもいろんな人の目があって、いろんな意見があって、知らない誰かの言葉に傷つくこともあり、やっぱり自分には表舞台は向いてないと思ったりしました。

―興味本位で受けたオーディションに合格し、気づいたら3年でMステに出演するまでになったというストーリーに憧れる人たちってたくさんいると思うんです。実現させた者として、3年でMステに出られるようになるには何が大切だと思いますか? また、夢を叶えるまでに何かやっておいた方がいいことってありますか?

モモコグミカンパニー:目の前のことから逃げないことだと思います。 大きな夢を抱くのもいいですが、その前に目の前の問題だったり、幸せだったりを見逃さないで階段を一段一段登って行くような気持ちでいることが大切だと思います。

―最後にメッセージをお願いします。

モモコグミカンパニー:BiSHに入ってから本当にたくさんの経験をして私自身学んだことが多いので、そんな体験をさせてくれたBiSHや、周りの人たちにこの本で恩返しができたらいいです。そしてBiSHに入って学んだ大切なものをまた他の人と共有できたら幸せなことだと思います。


『目を合わせるということ』
モモコグミカンパニー(BiSH)
シンコーミュージック・エンタテイメント
発売中

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