『理由なき反抗』ジェームズ・ディーンのジャケット、オークション出品決定

『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンが着用したジャケットが今週オークションに出品される。(Photo by Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images)

『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンが着用したジャケットが今週オークションに出品される。ボマー・ジャケットの予想落札額は40〜60万ドル(4,200〜6,400万円)だ。

The Hollywood Reporter誌によると、ジェームズ・ディーンのイメージとして定着している、映画『理由なき反抗』で着用した赤いボマー・ジャケットがフロリダのパーム・ビーチ・モダン・オークションズに出品される予定だという。この歴史的な衣装は40〜60万ドル(約4,200〜6,400万円)で落札と予想されている。

「このジャケットは1950年代という、アメリカ文化における重要な時期を象徴するものです」と、オークション・ハウスの共同オーナー、リコ・バカが語った。「この類いのアイテムに関心を持つ人がとても多く、(中略)実際に製造された時期を考えると、このジャケットの保存状態はかなり良いと言えます」

1955年、『理由なき反抗』の公開前にディーンは交通事故でこの世を去ってしまう。まだ24歳という若さだった。ディーンはこの映画の演技でアカデミー賞にノミネートされることはなかったが、彼の出演作の中でも最も知名度の高い役柄であり、当時の反体制活動家を目指すティーンエージャー世代に多大な影響を与えた。ちなみにディーンは映画『エデンの東』(1954年)と『ジャイアンツ』(1956年)でアカデミー賞にノミネートされている。

ディーンのジャケット以前にも『理由なき反抗』関連のアイテムがオークションに出品されていて、ディーンが劇中で使用した飛び出しナイフが2015年に落札された。

Translated by Miki Nakayama

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