フィフス・ハーモニー最速来日インタビュー:「女性は競争よりも団結が得意だと思う」

初の単独ジャパンツアーを大阪でスタートさせたフィフス・ハーモニー(Photo by Kazuki Watanabe)

世界的ガールズ・グループ、フィフス・ハーモニーが昨日2月26日(月)から初の単独ジャパン・ツアー<PSA TOUR>をスタートさせた。今回RSJでは、来日したばかりの4人にインタビューを実施。このあと2月28日(水)・3月1日(木)の東京・豊洲PIT、3月2日(金)の名古屋・Zepp Nagoyaと続くツアーの展望と、日本のファンに対する想いを語ってもらった。さらに、ますます進化したパフォーマンスでファン2,800人を魅了した初日・大阪公演のライヴレポートもお届けする。

―今回が日本ではこれまでで一番大きなツアーになると思いますが、見どころを教えてください。

アリー わたしたちのニュー・アルバム『フィフス・ハーモニー』にははじめてみんなで書いた曲も入ってるんだけど、それを披露できるのを本当に楽しみにしているの。みんなにも楽しんでもらいたいな。何よりもエネルギーいっぱいで、すごくダンサブルだから。だけどそれだけじゃなくて、オーディエンスのみんなと会話をするようなスローな部分もあるから、いろいろな面を楽しんでほしい。いつもオーディエンスからはすごくエネルギーをもらうから、わたしたちもすごく楽しみにしてるわ。

―いまエネルギーって言葉が出ましたが、フィフス・ハーモニーのパワフルなパフォーマスのエネルギーはどこから来るものなのでしょうか。

ローレン やっぱりオーディエンスからもらうものだと思う。ステージの前はどうしても構えちゃうし、疲れているときだってある。だけど、一度ステージに立ってみんなの顔を見た瞬間にエネルギーが沸いてくるの。みんなのエネルギーが高ければ高いほどわたしたちのエネルギーも高くなって、より良いものが生み出せるしね。

―最近は世界でガールズ・パワーが盛り上がっていますよね。フィフス・ハーモニーにも若い女の子のファンがたくさんいらっしゃいますが、音楽を通して彼女たちにどういったメッセージを伝えたいと思っていますか?

ローレン わたしたち一人ひとりに個性や能力があるんだけど、それが集まったときにフィフス・ハーモニーとしてのパワーを発揮できるの。一人ひとりが力を発揮することの大切さも伝えたいと思うし、お互いをリスペクトし合うことも伝えたいわ。女性は競争することよりも団結することが得意だと思うしね。わたしたちフィフス・ハーモニーもそれぞれ見た目も出身も人種も違うけれど、こうやってひとつになって活動してるよね。人にはいろいろな形があるんだということを知ってもらって、それぞれの個性として尊重してもらえたらいいなと思う。そういうことを届けられたら嬉しいな。

―それはとても素敵なメッセージですね。

ローレン ありがとう!



―日本のファンの女の子にはどんな印象を持っていますか?

ダイナ みんな本当に優しいの。わたしがとくに印象的なのは――空港に着いたときにファンの子たちが待ってくれていて、サインに応えたりすることももちろんあるんだけど、そのときプレゼントをくれること。しかもそのプレゼントが手作りのことが多いの。

アリー そうなの!

ダイナ 時間をかけて作ってくれてるということにすごく感激するわ。「Angel」っていう曲にちなんでわたしたち一人ずつに天使を作ってくれた子もいたりして、すごく嬉しかった。そういう温かい気持ち、思いやりや人をリスペクトするところが日本の女の子たち、日本の人たちは素晴らしいと思うわ。いつも空港に着いたらみんなが待ってくれてるから、すごく幸せな気持ちになるの。

ローレン 本当にそうだと思う。日本のいいところは、みんな丁寧で礼儀正しくてお互いを尊重しているところね。それは言動だけじゃなくて、佇まいや立ち振る舞いだけでもわかるの。それはもちろんファンのみんなからも伝わってくるけれど、街で歩いたり働いてる人たちからもすごく伝わってくる。そういう日本の文化は素晴らしいと思うわ。

ダイナ そうそう、昨日アリーとレストランに行ったんだけど、メニューが読めなくて何を頼むか困ってたの。そしたら隣のテーブルの二人組が「わからないの?」って言って助けてくれたの! 彼女たちは英語もそんなに話せなかったけれど、片言で手伝ってくれて。そういう温かい優しさに触れられてすごく感激したわ。昨日のことだけど、今回の日本滞在のハイライトね(笑)。

―(笑)それは素敵ですね。では、そんな日本のファンにメッセージをお願いします。

アリー みんなのこととても愛してる! ダイスキー! いつもみんなの優しさや情熱を感じて嬉しく思うわ。ありがとう! 永遠に愛している!

ローレン アイシテルー!

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