クリス・コーネルとジョニー・キャッシュ、今は亡き2人の新コラボ曲が公開

左からクリス・コーネル(Photo by David McClister)、ジョニー・キャッシュ(Photo by Don Hunstein)

ジョニー・キャッシュによる未発表の詩を、様々なアーティスト達がレコーディングしたニューアルバム『ジョニー・キャッシュ:フォーエヴァー・ワーズ』が4月25日にリリースされる。昨年亡くなったクリス・コーネルが歌う同作の収録曲「ユー・ネヴァー・ニュー・マイ・マインド」が、ジョニー・キャッシュの誕生日である2月26日に公開された。

クリス・コーネルはジョニー・キャッシュの事を「一生に一度巡りあえるかどうかの偉大なる人だ。とても心優しく、ミュージシャンとして大いに影響を受けている。僕が書いた曲をカヴァーしてくれて以来、自分の人生の中で大きな位置を占めている。もちろんアーティストとしてファンなんだ」と尊敬の念を隠さない。「ユー・ネヴァー・ニュー・マイ・マインド」の録音時について「胸がしめつけられるような瞬間があったんだ。まるで彼とコラボレーションしているような不思議な感覚で、彼がどこかで見てくれているような感じ。彼が気に入ってくれるように願うばかりだ」とコメントしている。



アルバムの共同プロデューサーを務めるジョニー・キャッシュの息子、ジョン・カーター・キャッシュがクリスに最初に会ったのは、90年代にジョニー・キャッシュがシアトルでライヴを行った時のバック・ステージだったという。「クリスは、ずっと親父のファンだったと言っていた。彼の友達は全員ハードロックを聴いていたというのに! それから何年か経って、自分がこのアルバムの構想を練っている時、彼に連絡したらとても喜んでくれて。プロジェクトに参加できることを光栄だと言っていた。クリスは親父の紡ぎ出す言葉と深いところで共鳴していたんだ。この曲が出来上がって、彼と親父の人生経験が偽りのない真のレベルでつながったんだね」と彼は語っている。

生前のジョニー・キャッシュは、1996年にサウンドガーデン「ラスティ・ケージ」のカヴァーを録音している。これは当時フロントマンだったクリス・コーネルが書いた曲で、サウンドガーデンの3rdアルバム『バッドモーターフィンガー』(91年)に収録されている。それから20年ほどの歳月を重ね、クリス・コーネルは新たに発見されたジョニー・キャッシュの詩に曲をつけて「ユー・ネヴァー・ニュー・マイ・マインド」を生み出した。昨年5月に急逝したクリス・コーネル最後の録音のひとつであるこの曲のレコーディングは、テネシー州にある有名なキャッシュ・キャビン・スタジオで行われたもの。今回のタイミングで、同曲のレコーディング映像も公開されている。

『ジョニー・キャッシュ:フォーエヴァー・ワーズ』は、2016年11月に全米で出版されベストセラーとなったジョニー・キャッシュの未発表詩集「FOREVER WORDS:THE UNKNOWN POEMS」をもとに、曲がつけられレコーディングされた16曲を収録。参加アーティストにはクリス・コーネルのほか、娘のロザンヌ・キャッシュとエルヴィス・コステロ、新世代ジャズのロバート・グラスパーに加えて、ウィリー・ネルソン、クリス・クリストファーソン、ジョン・メレンキャンプ、2005年の伝記映画『ウォーク・ザ・ライン』で音楽を担当したT・ボーン・バーネット、アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションなどルーツ・ミュージック界からも大物が集結。ウィリー・ネルソンとクリス・クリストファーソンによる収録曲「フォーエヴァー/アイ・スティル・ミス・サムワン」は先行配信がスタートしている。



V.A.『ジョニー・キャッシュ:フォーエヴァー・ワーズ』
2018年4月6日全世界発売/4月25日国内盤発売

【収録曲】
1.  Forever /I Still Miss Someone(クリス・クリストファーソン&ウィリー・ネルソン)
2.  To June This Morning(ラストン・ケリー&ケイシー・マスグレイヴス)
3.  Gold All Over The Ground(ブラッド・ペイズリー)
4.  You Never Knew My Mind(クリス・コーネル)
5.  The Captain’s Daughter(アリソン・クラウス&ユニオン・ステーション)
6.  Jellico Coal Man(T・ボーン・バーネット)
7.  The Walking Wonded(ロザンヌ・キャッシュ)
8.  Them Double Blues(ジョン・メレンキャンプ)
9.  Body on Body(ジュエル)
10. I’ll Still Love You(エルヴィス・コステロ)
11. June’s Sundown(カーレン・カーター)
12. He BoreIt All(デイリー&ヴィンセント)
13. Chinky Pin Hill (アイム・ウィズ・ハー)
14. Goin Goin Gone(ロバート・グラスパー&ロ・ジェームズ,アヌ・サン)
15. What Would I Dreamer Do ? (ジェイホークス)
16. Spirit Rider(ジェイミー・ジョンソン)

RECOMMENDEDおすすめの記事


Current ISSUE

RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事