夏木マリとBRAHMAN、映画「生きる街」公開記念でスペシャルセッションを披露

2月26日、渋谷O-EASTにて開催された映画「生きる街」の公開記念イベントで歌う夏木マリ(左)とBRAHMAN TOSHI-LOW(右)(photo by 石川真魚)

3月3日(土)より全国公開される映画「生きる街」の公開記念イベントで、主演の夏木マリ、BRAHMANと榊いずみが一夜限りの共演を果たした。BRAHMAN TOSHI-LOWは、主題歌「ナミノウタゲ」の制作秘話を語った。

宮城県石巻市を舞台に“家族”を描いた作品映画「生きる街」が、3月3日(土)より全国公開される。東日本大震災から5年以上の時を経て、その地を去る人、とどまる人、帰ってくる人がいながらも、街は未来を信じて生きている。そんな人々と街の姿を残すべく、スタッフ、キャストが集結し生まれた作品が「生きる街」だ。被災者支援ライブを行うなど復興に尽力してきた夏木マリは、映画の企画とストーリーに共鳴し出演を快諾。メガホンを撮ったのは、俳優の顔を持ちながら『捨てがたき人々』、『木屋町DMARUMA』、『アーリーキャット』など異色の長編映画を数多く手掛ける榊英雄だ。夏木とは『新・仁義なき戦い』、ドラマ「夜行観覧車」で俳優として共演している。

多方面で活躍の夏木マリが10年ぶりの主演に選んだという本作は、「家族」と「故郷」が持つあたり前の普遍的な価値、「生きる」「生き続ける」とは何かを問う珠玉のヒューマンドラマ。そして、映画を力強く、優しく包み込む主題歌は、BRAHMANの「ナミノウタゲ」。夏木が立ち上げた途上国支援活動 One of Loveプロジェクトのイベントで競演するなど、親交が深いボーカル・TOSHI-LOWが作詞を手掛け、ハナレグミがコーラスとして参加している。

去る2月26日、渋谷O-EASTにて本作の公開記念イベント「LIVING NOTES ~映画「生きる街」 Showcase Live~」が開催された。イベントは、劇中音楽を担当した榊いずみのライブでスタート。1996年リリースのアルバム「ごらん、あれがオリオン座だよ」のオープニングナンバー「Hello, Hello」、最新配信シングル「HOME」など、新旧織り交ぜたセットリストで盛り上げた。アコースティック・ギターの音色とともに歌い上げる榊の声は、力強さのなかに優しさを感じ、まさに聴き手の心にストレートに訴えかけてくるものだった。ラストに披露された「蜘蛛の糸」では、バンドの魅力が凝縮されたパフォーマンスで、強い余韻を観客の心に残した。

ライブ終了後は、今作で日本映画デビューを飾る韓国の人気ロックバンドCNBLUEのギターボーカル、イ・ジョンヒョンの姿がスクリーンに映し出されると、客席から一斉に黄色い声援が飛んだ。そして、「映画「生きる街」をよろしくお願いします!」という彼のコメントに温かい拍手が送られた。

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