リッチ・ロビンソン、ブラック・クロウズの再結成を否定

「兄のクリスは、お金のことなど意に介さない平和を愛するヒッピーを気取りながら、一方で皆からお金を巻き上げようと企んでいる」とギタリストのリッチ・ロビンソンは語った。(photo by Laurent Chanez)


リッチの疎遠になった兄で、元バンドメイトでもあるクリス・ロビンソンは、2017年に出演したラジオ番組『ザ・ハワード・スターン・ショー』のインタヴューで、マグパイ・サルートを「ブラック・クロウズのトリビュートバンド」と表現した。しかしその数週間後、彼は新たなバンド“アズ・ザ・クロウ・フライズ”の結成を発表した。2018年に行うツアーでは、ブラック・クロウズの曲もプレイするという。「クリスは喋りすぎる傾向にある」とリッチは言う。「そして行動は言葉よりも雄弁に語る。彼の方こそブラック・クロウズのトリビュートバンドだ」 2015年にブラック・クロウズが解散した際のプレスリリースでリッチは、クリスが初期メンバーのスティーヴ・ゴーマン(ドラムス)を給料制にし、バンドの利益分配の契約形態を変更しようとしたことに我慢ならなくなったことを明らかにしている。「クリスは、お金のことなど意に介さない平和を愛するヒッピーを気取りながら、一方で皆からお金を巻き上げようと企んでいる」とリッチは語った。

リッチはまた、ブラック・クロウズの楽曲制作のプロセスに関するクリスの認識にも苛立っている。「兄は以前からずっと、バンドでの僕の功績を消し去ろうとしている」とリッチは言う。「ブラック・クロウズではクリスが歌詞を書き、僕がすべての作曲と編曲を担当した。でも彼は、実際はそうではなかったとほのめかし、僕が“ブラック・クロウズ・トリビュートバンドにいる”と発言することで、ブラック・クロウズの楽曲が僕のもので、かつオリジナルのレコーディング・メンバーと一緒に僕の楽曲をプレイしているという事実を彼が消そうとしている。とはいえ、クリスには元気でいてもらいたい。基本的に僕は兄が好きだ。彼は優れた才能のある素晴らしいシンガーだ。僕は彼の幸せを願っている。でも、今僕がやっていることの方がもっと楽しい。前向きで、素晴らしいレコードを作り、尊敬すべき仲間たちと一緒に音楽を追究している」

つまり、ブラック・クロウズの再結成の可能性は今のところほとんどない、ということだ。「正に終わりを告げたキンクスの世界にいるような感覚だ。兄と一緒にプレイする必要がなくて、本当にハッピーだ。そんな状況は誰にとっても好ましくはないと思う。彼にとって、クリス・ロビンソン・ブラザーフッド(CBR)の楽曲をプレイするのが本当に楽しくて、かつブラック・クロウズの楽曲は機が熟すまでプレイすべきでない、と考えているなら、文句はない。それはそれでいいんじゃないかな」


Translation by Smokva Tokyo

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