2017年の売り上げは7億ドル以上、バトルロイヤルゲーム『PUBG』がゲーム界を牽引

孤島で100名のプレイヤーが様々な武器を使って、最後の一人として生き残るまで戦う

市場調査会社SuperDataによると、爆発的な成功を収めたバトルロイヤルゲーム PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)は、2017年に7億ドル以上を稼ぎ出したという。また調査によると、昨年はeスポーツ、モバイルゲーム、VRもまた堅調だった。

ゲーム業界にバトルロイヤルゲーム・ブームが起きる中、2017年3月にリリースされたPUBGは、同年末までに7億1200万ドル(約775億3000万円)の総売上高を記録した。売上の勢いが衰えていないことと、PUBGコーポレーションが同ゲームの別メディアへの展開を目論んでいる点を考慮すると、急激な加速はないにしろ、2018年も引き続き成長することが予想される。

さらにSuperDataによると、eスポーツ部門全体の2017年における総売上高は7億5600万ドルだった。『オーバーウォッチ(Overwatch)』や『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』などのゲームは、全ストリーミング・プラットフォームで2億5800万ユニーク・ビューを集めている。同社は、2018年のeスポーツ部門は10億ドル規模に拡大する、と予想している。

また、無料で楽しめるモバイル&PCゲームは、2017年に25億人がプレイし、820億ドルの売上を記録した。SuperDataの試算では、約3人に1人が何らかの無料ゲームをプレイした計算になるという。2017年のモバイルゲームの総売上は、2016年よりも140億ドル増加した。「テンセントの『アリーナ・オブ・ヴァラー(Arena of Valor)』やネットイースの『ファンタジー・ウエストワード・ジャーニー(Fantasy Westward Journey)』などアジアのパブリッシャーの手がけるゲームが、世界のモバイルゲーム市場における年間31%の成長に貢献した」とSuperDataは分析している。

最後に、バーチャルリアリティ(VR)業界は値下げ効果もあり、総売上高が37%増加した。SuperDataによると、「『オキュラス・リフト(Oculus Rift)』の大幅値下げは売上を後押しし、2017年の売上はHTCのヘッドセットViveを超えた。コンソール部門では、『レジデント・イービル(Resident Evil)』や『ジ・エルダー・スクロールズ(The Elder Scrolls)』などの人気VRゲームに飛びついたゲーマーたちにより、プレイステーションVR(PlayStation VR)の勢いが凄い」という。



Translation by Smokva Tokyo

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