エリカ・バドゥが語る、ピンク・フロイドの影響、子育て、パーティ漬けの生活

Mark Summers for Rolling Stone

エリカ・バドゥは、祖母とピンク・フロイドから受けた影響、好きな本、そして彼女が経験したパーティ漬けの生活などをローリングストーン誌に語った。

ーあなたのヒーローは誰ですか?

二人の祖母、テルマ・ギプソンとヴィオラ・ウィルソンがそうね。二人とも90歳になるわ。私が地に足を着けた生活ができているのは二人のおかげだと思う。テルマは小学校で校長のアシスタントをしていて、どんなに疲れていても私たち兄妹がお腹を空かせてないかいつも気を使ってくれていた。ヴィオラはスペースシャトルなんかも製造しているロックウェル・インターナショナル社で働いていて、私と彼女はよく家の庭で一緒にペンキを塗ったり、家の模様替えをしたりしたの。初めてピアノを買ってもらったのもヴィオラからで、歌が上手だった私にいつも何かについて歌うように言ってたりもしたわ。

ー彼女達から受けたアドバイスで特に重要だったものは何ですか?

「自分から電話するな。相手に電話をさせなさい」とテルマに教えられたこと。これは落ち着いて自分から物事をスタートさせること、自暴自棄にならないこと、自分の行動によって周りに何が起こるのかを待つこと、周りを成長させるって意味。

ーどんな音楽に最も心を動かされますか?

フェラ・クティ、ボブ・マーリー、マーヴィン・ゲイ、ニーナ・シモン、ヨーコ・オノ、ジョン・レノンとピンク・フロイド。特にピンク・フロイドの『ザ・ダーク・サイド・オブ・ムーン(邦題:狂気)』はアルバム全体が一つの曲になっていて、プロダクションも、曲の構成も、ドラムのミックスも好き。同じ曲の中で拍数が変わる箇所も素晴らしいし『ザ・グレイト・ギグ・イン・ザ・スカイ(邦題:虚空のスキャット)』の歌詞も最高!全てにおいて完璧なアルバムね。

ー映画『オズの魔法使い』の音声をミュートにして『ザ・ダーク・サイド・オブ・ムーン』を再生しながら観た事はありますか?

もちろん! クレイジーよね。

ー8歳と13歳の娘さんはどんな音楽を聴いていますか?

ポップを聞いているわ。二人はリアーナやセレーナ・ゴメスが好きなの。(同席していた8歳の娘マーズと話して)ああ、ごめんなさい。セレーナ・ゴメスは嫌いみたい。マーズはエド・シーラン、デミ・ロヴァート 、リル・ウージー・ヴァートが好きだって言っているわ。

ー娘さんが好きなアーティストについてはよく知っていますか?

もちろん。現行の音楽も好きだから彼らの音楽はドライブしながら聴いているわ。最近のお気に入りの曲はLIL UZI VERT(リル・ウージー・ヴァート)とファレル・ウィリアムスの「ネオン・ガッ」』ね。トロントのバンド、BADBADNOTGOOD(バッドバッドノットグッド)も聴くわ。私がヤング・サグや、リル・ウージー・ヴァートやアグリー・ゴッドのライブに行って思うのは、新しい世代はコミニケーション方法を知っているってこと。ブツブツ言っているようなラップのスタイルに聞こえるかもしれないけど私の心には響くの。

Translated by Hiroshi Takakura

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