カート・コバーンが残した12の名言

Frank Micelotta/Gettyimages

天国で50歳の誕生日を迎えたカート・コバーン、その人生哲学を表す12の名言とは?性差別、同性愛、クラシックロックまで、その素顔を浮かび上がらせる名台詞の数々を紹介する。

カート・コバーンが生きていたとしたら、彼は先月50歳の誕生日を迎えるはずだった。ニルヴァーナのギターヴォーカル、そしてソングライターだった彼は1994年4月、自身に向けた銃の引き金を引き、27年間の生涯に幕を下ろした。シアトルのグランジシーンを飛び出して世界的スターとなった彼は、疎外感を抱えた10代の若者たちの代弁者として崇められた。手にした名声を忌み嫌い、フェミニズムとゲイの人々の権利を声高に訴え、オールドスクールのパンクを愛した彼は、それまでの典型的なロックスターとは正反対の存在だった。

その死から20年以上が過ぎた現在でも、カート・コバーンが残した音楽は輝きを増す一方だ。その功績を称え、彼の叡智と信条を滲ませた12の名言を紹介する。

「俺は時々、すごくニヒリスティックで嫌なやつになるんだ。皮肉ばかり口にしているかと思えば、脆く危ういほどに素直になることもある。俺の書く曲のほとんどはそのギャップから生まれていて、自分の2つの面が同居しているんだ。俺と同じくらいの年の人はみんなそう感じているだろうね。数年前にとことんムカついたことに、俺は今でもすごくムカついてる。俺は基本的に何にでもムカつくタチだから、俺の曲はほぼ全部何かに対する苛立ちを表現しているんだ」
ー マイケル・アゼラッド著『Come as You Are: The Story of Nirvana』

Translation by Masaaki Yoshida

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