ザ・ローリング・ストーンズ、80年代の人気ソング・ベスト10

ローリング・ストーンズ、80年代の人気ソング・ベスト10(Photo by Richard E. Aaron/Redferns)


4位 『友を待つ(原題:Waiting on a Friend)』


1981年夏、ストーンズはニュー・アルバムをリリースしてツアーへ出る計画を立てていた。しかし、曲作りとレコーディングの苦労からは逃れたいと考えていた。そこで思いついたのが、70年代のアルバム制作時の未収録曲の発掘だった。そうして出来上がったのが『刺青の男』である。『友を待つ』は、1972年のアルバム『山羊の頭のスープ(原題:Goats Head Soup)』のセッション中に作った曲に歌詞を付け、部分的にオーバーダビングした。そうして10年前の焼き直しとは思えない代表曲に仕上がった。曲はラジオで大ヒットし、さらにレッド・ツェッペリンのアルバム『フィジカル・グラフィティ』のジャケットで有名なセント・マークス・プレイスの前で撮影されたプロモーション・ビデオは、初期のMTVを飾る代表作となった。

3位 『エモーショナル・レスキュー(原題:Emotional Rescue)』


悲劇的な死を迎える数日前、ジョン・レノンはローリングストーン誌にミック・ジャガーへの称賛の言葉を語っている。「彼は20年間ずっと一貫して素晴らしい作品を作り続けている。彼は休みなく続けるだろう。37歳の彼はナンバー1で、『エモーショナル・レスキュー』という美しい曲を生み出した。僕も好きな曲だし、世間も認めている」。ジャガーは電子ピアノに乗せたディスコ調のこの曲を、珍しくファルセットで歌っている。1980年の同名アルバムからのファースト・シングルで、アメリカで3位にランクインしている。ライヴで演奏されたのは2013年が最後である。

2位 『ワン・ヒット(原題:One Hit (to the Body))』


再結成レッド・ツェッペリンによるライヴ・エイド出演を終えたジミー・ペイジが、いわく付きのアルバム『ダーティ・ワーク(原題:Dirty Work)』(1986年)をレコーディング中のストーンズの元を訪れた。彼は契約上の問題からクレジットされず、報酬も支払われないものの、『ワン・ヒット』でギターを弾くことを引き受けた。さらに偶然が重なり、ボビー・ウーマック、パティ・スキャルファ、ドン・コヴェイもバックヴォーカルとして参加した。まさに奇跡的な1度きりのスーパーグループだった。バンド内の不和やミック・ジャガーの非協力的な態度のために台なしになってしまう所だったが、この曲はアルバム『ダーティ・ワーク』を代表する曲となった。1989年秋のツアーでは18回演奏されたが、以来1度も演奏されていない。

1位 『スタート・ミー・アップ(原題:Start Me Up)』


1975年春、ローリング・ストーンズはアルバム『ブラック・アンド・ブルー(原題:Black and Blue)』へ向けたセッションで、『ネヴァー・ストップ(原題:Never Stop)』と呼ばれるレゲエ曲を作った。3年後、アルバム『女たち』製作中にこの曲は、キース・リチャーズのキレの良いリフと共にロック曲として生まれ変わった。その時はアルバムには収録されなかったが1981年、プロデューサーのクリス・キムゼイが『刺青の男』向けに過去の未収録曲を漁っている最中に、この曲をたまたま発見した。バンドはついにこの曲に息を吹き込み、アルバムに収録した。アメリカのビルボード・ホット100で2位を獲得したこの曲は、現在に至るまでバンドの最後の世界的なヒットとなった。さらに、その後何年間もツアーのオープニングを飾った。




Translation by Smokva Tokyo

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