『オーシャンズ11』シリーズ、知られざる5つの事実

ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットらが出演した、2001年公開の『オーシャンズ11』

ジョージ・クルーニーやブラッド・ピット等が出演し、強盗映画の新たなスタンダードを打ち立てたスティーヴン・ソダーバーグによる3部作の秘話とは?

ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットらがラスベガスの街を所狭しと駆け巡る2001年公開の『オーシャンズ11』は、ラット・パックをフィーチャーした1960年作のオリジナル版の魅力を現代に蘇らせてみせた。カジノでの痛快な強盗劇を描いた同作の大ヒットを受け、監督を務めたスティーヴン・ソダーバーグは続く2作でも同じく指揮をとり、モハーベ砂漠を舞台とする狡猾な泥棒と億万長者たちのスリリングな駆け引きを描いてみせた。知る人ぞ知る3部作における5つの事実を以下で紹介する。


1.ジョージ・クルーニーは原作が好きではないと公言している

かつてフランク・シナトラが演じた大泥棒、ダニー・オーシャンを演じることについて尋ねられたジョージ・クルーニーは、1960年作のオリジナル版の魅力は豪華なキャストだけだと発言している。2001年のロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューで、クルーニーはジョーク交じりにこう話している。「みんなあれがお気に入りの映画のひとつだって言うんだけど、その度に俺は『ほんとに観たことあるのか?』て返してるんだ」


2.当初はルーク・ウィルソンとオーウェン・ウィルソンがマロイ兄弟を演じる予定だった

スリル狂のタークとバージルのマロイ兄弟を演じたスコット・カーンとケイシー・アフレックは、シリーズ3作すべてで素晴らしい演技を披露している。しかし当初、ソダーバーグは同役にルーク・ウィルソンとオーウェン・ウィルソンの起用を希望していたという。ウィルソン兄弟は同時期に『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の撮影に臨んでいた。

Translation by Masaaki Yoshida

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