ストーンズ、デザート・トリップ初日でビートルズの『カム・トゥゲザー』を初カヴァー

オールスターキャストで話題となったデザート・トリップのオープニングを飾ったローリング・ストーンズ (Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Desert Trip)

カリフォルニア州インディオに大物アーティストが集結して開催されたデザート・トリップ・フェスティバルの初日、ローリング・ストーンズがビートルズの『カム・トゥゲザー』を初めてカヴァーした。

ロックのレジェンドたちの参加で話題を呼んだデザート・トリップ・フェスティバル(カリフォルニア州インディオ)でオープニング・ナイトのトリをつとめたザ・ローリング・ストーンズ。往年のヒット曲に加えてサプライズも用意していた。ロックのレジェンドは、ザ・ビートルズの『カム・トゥゲザー(原題:Come Together)』をバンドとして初めてカヴァーしたのだ。

「今夜はサプライズを用意してるんだ。次は、名前も知らないどこかのビート・グループの曲だ」とミック・ジャガーは、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード(原題:Abbey Road)』のオープニング曲を披露する前にオーディエンスに語った。「たぶんみんなが知っているバンドだと思う。彼らの曲をやってみるよ」。

ストーンズは他のアーティストにも多くカヴァーされているビートルズの名曲の構成を忠実になぞりながら、ロニー・ウッドとキース・リチャーズによるギターソロを加え、よりブルージーな曲に仕上げた。

ステージの前半でストーンズは、ブルースの名曲『ライド・エム・オン・ダウン(原題:Ride ’Em on Down)』を演奏した。ライヴでこの曲を披露したのは1962年以来だった。『ライド・エム・オン・ダウン』は、まもなくリリースされるストーンズのブルース・カヴァー・アルバム『Blue & Lonesome』にスタジオ・テイクが収録される(訳註:2016年10月9日時点の情報)。

フェスティバルに先立ちラスヴェガスで行われたウォームアップ・ギグでは『Mixed Emotions』を久しぶりに披露したが、デザート・トリップでもアルバム『スティール・ホイールズ(原題:Steel Wheels)』に収録されたこの曲を演奏した。『Mixed Emotions』は、本格的なライヴでは1990年に1度演奏したきりだった。

2016年10月7〜9日と14〜16日の2週に渡って開催されるデザート・トリップにはストーンズのほか、ボブ・ディラン、ポール・マッカトニー、ニール・ヤング、ロジャー・ウォーターズ、ザ・フーが参加する。

Translation by Smokva Tokyo

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