メタリカのメンバー全員が語る、新譜、気になる新人から故レミー・キルミスターまで

メタリカはSiriusXM's Town Hallで行われたファン・ミーティングで、レミー・キルミスターに捧げた曲のこと、通称『ブラック・アルバム』の継続的な成功などについて語った。 (Photo by Michael Kovac/Getty Images)


8. メタリカの気になる若いバンド

あるファンが「ヘヴィメタルの将来を担うバンドはいるか?」と尋ねた。しばらくの沈黙の後、ヘットフィールドが口を開いた。「そうだな・・ここに君のデモテープを持ってきいてるか?」とジョークを飛ばすと、ハメットが気になる新しいバンドについて語り始めた。「ちょっと前に、あるバンドのビデオを観たんだけど、結構よかったよ。バンド名が難しいんだけどね。"ホラー"って読むんだけど綴りは"Ho99o9"なんだ」。

ヘットフィールドは、最近これといって印象に残るメタルバンドは聴いていないという。「シンコペーションはどこへ行った? ハートはどうした? 俺は頭にきてる。俺みたいに思う奴が出てきて、新しいクールでユニークな何かを成し遂げて欲しいんだよ。他人と違う曲を書かなきゃいられないって奴が出てこなきゃいけないんだ」。

ウルリッヒは、カナダのサイケデリック・ロック・バンド、ブラック・マウンテンの名前を叫んだものの、お気に入りの別グループの話を始めた。「数ヵ月前、グラストンベリー・フェスティバルで、サヴェージズって女の子4人組のバンドを観たんだ」。すると「女の子(Chicks)? ちっちゃなチキンか?」と、ここでもヘットフィールドが口を挟む。ウルリッヒは構わず続けた。「舐めたもんじゃない。彼女たちは凄いよ。パンキーでエネルギッシュで、スーパーダークなんだ。リトル"スージー・アンド・ザ・バンシーズ"って感じで、ダークでどこか神秘的なユーロパンクなんだ。シャウトするヴォーカルの存在感が凄いんだ。ぜひ観て欲しいね。彼女らはちょっと違うよ」。

9. なんだかんだ言ってもメタリカはロックの将来を心配している

「次の世代のアリーナ・バンドはどこにいる?」とハメットは言う。「どこだ? 誰か教えてくれよ」。トゥルージロは最近、ブラック・サバスのギーザー・バトラーと同じテーマについて話し合ったという。「ロンドンからカリフォルニアへ行く飛行機の中で彼と一緒だったんだけど、彼はこう言った。"メタリカが去り、俺たちが去ったら、誰が引っ張っていくんだ? 次は誰だ?"ってね。俺は"ちょっと考えさせてください"って言うしかなかったよ」。

Translation by Smokva Tokyo

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