U2ボノが警告:「トランプを選んだりしたらアメリカ史上最悪の事態」

ボノはトーク番組『チャーリー・ローズ』の中で、アメリカがドナルド・トランプを選ぶことの危険性を指摘し、「金持ちが共和党を乗っ取ろうとしている」と非難した。 (Photo by Spencer Platt / Getty Images/Paul Morigi/WireImage,)

「道理をわきまえた人間は、こんな男が自分の国をカジノに変えてしまうのを黙って眺めていてはいけない」と、U2のボノが語った。

U2のシンガーであるボノが来るアメリカの大統領選についてコメントし、「ドナルド・トランプが大統領になれば、アメリカがこれまで大切にしてきた理念を崩すこととなる」と警告した。「アメリカはこれまで世界中が手本としてきた国。それがドナルド・トランプを選んだりしたら、アメリカ史上最悪の事態になるだろう。たぶん」と、ボノはトーク番組の中でチャーリー・ローズに語った。

「(アメリカの詩人)エマ・ラザラスはかつて"疲弊した人、貧しい人、自由を熱望する民衆を私は受け入れます(訳註:自由の女神に刻まれた詩の一部)"と詠んだ。これこそがアメリカだ。このような言葉はドナルド・トランプのシナリオにはないはず」とボノは述べた。

これまで二大政党の間で中立を保とうと揺れ動いていたことを認めるボノは、伝統的な保守主義を掲げるエイブラハム・リンカーンの政党(共和党)にも多くの友人がいる。しかし、「この財界の大物(ドナルド・トランプ)が共和党の理念を継承することなんてできるはずがない」、とも述べている。

Translation by Smokva Tokyo

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