ブルース・スプリングスティーン、喉の手術、うつ、新作について語る

ブルース・スプリングスティーンは最新のインタビューで、恐ろしい喉の手術について公表し、うつ、自身の父親、新作について、幅広く語った。 (Photo by Christopher Polk/Getty Images for A+E Networks)


「病気の原因はわからない」とスプリングスティーンは家族の心の病について語っている。「自分で思っていた以上に父親に似てきたからといって、それで病気になるのか?」

『ボーン・トゥ・ラン』には、スプリングスティーンと父親とが和解に近づく瞬間についても描かれているが、父親から「愛している」とはっきり言われたことは一度もなかったとスプリングスティーンは認めている。「一番ましなのが、"愛してるよ、父さん"、"ああ、俺もだ"、なんだ。脳卒中の後、呻くときでも、"俺もだ"としか言わなかった。もう声を出せなくなりそうなときでも、親父は"愛してる"とは言えなかったんだ」。

今も続く心の病との闘いの中、そして、ツアーとライヴ・ショー・マラソンへの異常なほどの没頭のさなかに、スプリングスティーンはギター演奏の妨げとなっていた左半身の慢性的な麻痺を治療する手術を3年前に受けたことを明かした。頸部椎間板の損傷が原因の症状で、医師が代わりの椎間板を挿入できるよう、スプリングスティーンの喉を切開して声帯を一時的に横に固定したという。術後3ヶ月間、彼は歌うことができなかった。

「あれには、神経がすり減ったよ」とスプリングスティーンは手術について語っている。「だけど、俺はその後ずっと具合が良いんだ」。

こうした手術にもかかわらず、スプリングスティーンはツアーをやめたり、作曲を休止したりするつもりはなかったと話すが、「自分のやっていることを続けるための時間は限られている」こともよく認識したと言う。最近の予定では、今月、“リヴァー・ツアー”を再開させ、同時に『ボーン・トゥ・ラン』の出版に合わせて数回のライヴも行う。さらに、2017年中に新作のリリースを望んでいるという。2012年の『レッキング・ボール』以来の全編新曲で構成されたLPはすでに完成しているが、ツアーと作曲に集中するために棚上げしていたと彼は言う。

「ソロのレコードで、よりシンガー・ソングライター的な要素の強いものだ」と、60年代のジミー・ウェッブとグレン・キャンベルのコラボを引き合いに出しながら彼は言う。「ポップスのレコードには、ストリングスやオーケストラをたくさん使うだろ。このレコードはそういった流れさ」。

9月27日に出版される『ボーン・トゥ・ラン』と同時に、アルバム『チャプター・アンド・ヴァース』がリリースされる。同書のテーマや章に合わせてスプリングスティーンが選んだ18曲と、未発表曲が5曲フィーチャーされている。

ブルース・スプリングスティーンは、近く出版される自伝に合わせてアルバムを企画した。未発表の5曲が目玉だ。ビデオはこちら。

Translation by Kise Imai

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